Stratford

5日から昨日まで、10日が本番の市民合同音楽祭のリハーサル。

今年はモリコーネの映画音楽から、有名なナンバーを組み合わせて編曲されたものと、ハワード・ケイブル作曲の「ストラトフォード組曲」を演奏する。

「ストラトフォード組曲」は、1964年のシェイクスピア400年祭を記念して作曲された4楽章からなる曲で、代表的な4つのストーリー「リチャード3世」「ウインザーの陽気な女房たち」「お気に召すまま」「ヘンリー8世」をイメージして書かれている。作曲者のケイブルはカナダ人で、カナディアンブラスの初期にアレンジを手がけたりしていた技巧派の作曲家。私はこの曲を武蔵野音大時代にウィンドアンサンブルで演奏したことがあり、いつか再び演奏してみたいと思っていたが、ようやく実現することになり(指揮するとは思っていなかったが)とても嬉しく思う。

曲の難易度は高い方で、今回は皆さんも苦労していたが、リハーサルを重ねて何とか本番に出せる仕上がりになってきた。日本ではほとんど演奏されなくなってしまったが、とても魅力ある素晴らしい曲なので、多くの方々にぜひ聴いていただきたい。