一関から戻り、今日は山形北高音楽科でトランペット専攻生のレッスンでした。1965年に関東以北の公立高校では初めて設置された音楽科である山形北高は、これまでにプロ奏者も数多く輩出しています。山響にも木管、金管、打楽器に一人づつ在籍していますし、都内の老舗オーケストラで首席奏者を努める者やソリストとして活躍している卒業生もいます。
私はここで1987年から講師を務めていて、現在は3名の専攻生を担当しています。普通高校としてのカリキュラムに加えて、多くの専門科目が時間割に盛り込まれていて、専攻楽器の個人レッスンや合奏、ソルフェージュ、ピアノ、声楽、理論なども授業として行われます。
山響からは管、弦、打それぞれから11名の楽員が講師として就任していて、長い間にわたってコラボレーションを保っています。演奏活動に並行しての教育活動は大変ではありますが、次世代の音楽家を育ててゆく事も演奏家としての重要な役割だと思います。