Central Labor Relations Commission・・・中央労働委員会の事です。この機関は、労使間関係の調整をつかさどる、日本の中央省庁のひとつで、厚生労働省の外局になります。現在、音楽ユニオンではある団体での労使間の問題についてこの中央労働委員会に提訴しており、私は原告側を代表する者の一人として今日は審理の傍聴に来ています。近年、雇用のあり方が多様化している事が背景にあり、一般企業においても経営側による一方的な雇用関係の解消や労働条件の改悪に至るケースが多く、オーケストラの世界でもこれまでにいくつかの事件が起きました。今日の審理は一般的な裁判と同じく、証人に対する原告、被告双方の尋問が行われています。裁判員制度が日本でも始まり、法に対する一般的な認識もこれから深まってゆくのでしょうが、現実の裁判や審理はやはり大変シリアスな雰囲気で、これが労働争議でなく刑事や民事裁判で、もし自分が裁判員に指名されたらどうなるのだろうなどと考えてしまいます・・・・・。
日別アーカイブ: 2009 年 12 月 21 日
Tsubasa 104
第201回定期が山形、酒田とも無事に終了しました。どちらも美しい響きを作る事ができたのではと思っています。指揮のドヴォジンスキ氏は日本初登場でしたが、私たちとの相性も良く、日本の他のオーケストラともこれからたくさんの良い仕事を重ねて行く事が想像できます。山響に客演した指揮者の中ではたぶん最も若い指揮者(私はこれまで30歳の指揮者では演奏した事がありません)ですが、ぜひ再度の登場に期待したいと思います。
個人的には今回は第3トランペットを担当しましたが、このパートは第1、第2と同じ動きをとる部分と、トロンボーン、チューバなどとユニット化している部分とがあり、多様な音色と演奏法が求められます。特にシベリウスとエルガーではそれが顕著で、わずかではあるもののソロもあり、第2トランペットを演奏している時とはまた違った世界があり、楽しく演奏できました。
今日は東京でユニオン関係の会議があるために、7時12分発の山形新幹線に乗車中です。車窓から見える一面真っ白な景色がとてもきれいです・・・最近導入された新型車両には各座席にACコンセントがあり、MacやiPhoneのバッテリー残量を気にせずにいられるのが嬉しいですね。