Central Labor Relations Commission・・・中央労働委員会の事です。この機関は、労使間関係の調整をつかさどる、日本の中央省庁のひとつで、厚生労働省の外局になります。現在、音楽ユニオンではある団体での労使間の問題についてこの中央労働委員会に提訴しており、私は原告側を代表する者の一人として今日は審理の傍聴に来ています。近年、雇用のあり方が多様化している事が背景にあり、一般企業においても経営側による一方的な雇用関係の解消や労働条件の改悪に至るケースが多く、オーケストラの世界でもこれまでにいくつかの事件が起きました。今日の審理は一般的な裁判と同じく、証人に対する原告、被告双方の尋問が行われています。裁判員制度が日本でも始まり、法に対する一般的な認識もこれから深まってゆくのでしょうが、現実の裁判や審理はやはり大変シリアスな雰囲気で、これが労働争議でなく刑事や民事裁判で、もし自分が裁判員に指名されたらどうなるのだろうなどと考えてしまいます・・・・・。