山響の今年最後の本番が大江町で終わりました・・・今年はたくさんいろいろな事があったので、簡単には表せませんが、残り少ない日々のなかで記して行きたいと思います。
先ほど、本番前に書いたものを少し修正します。
昨日、閣議決定された平成22年度予算案の中で、事業仕分けの対象になった「子どものための優れた舞台芸術体験事業」は、総額で49億円と当初の予定通り満額で計上されました。仕分け人からは辛辣なコメントも出ましたが、財務省は「仕分け以降、多くの意見が寄せられ、必要な事業と認識した」とコメントし、全国からのメールなどによる意見が大きく影響した事を示唆しました。「芸術創造活動特別推進事業助成金」(定期演奏会などに対する補助)は多少減額される可能性もありますが、全国の子供たちがこれからもオーケストラの生演奏に親しむ機会が保たれた事は、大いに評価できます。また、芸術に対する国の施策についての広範で具体的な議論がようやく始まったことは、今後、文化立国としての展望を構築してゆくためにも意義深い事であると考えています。これまでメールなどで意見を寄せて下さった多くの方々に日本音楽家ユニオン・オーケストラ協議会の議長としてこの場を借りて心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。