Crisis

山響の今年最後の本番が大江町で終わりました・・・今年はたくさんいろいろな事があったので、簡単には表せませんが、残り少ない日々のなかで記して行きたいと思います。

先ほど、本番前に書いたものを少し修正します。

昨日、閣議決定された平成22年度予算案の中で、事業仕分けの対象になった「子どものための優れた舞台芸術体験事業」は、総額で49億円と当初の予定通り満額で計上されました。仕分け人からは辛辣なコメントも出ましたが、財務省は「仕分け以降、多くの意見が寄せられ、必要な事業と認識した」とコメントし、全国からのメールなどによる意見が大きく影響した事を示唆しました。「芸術創造活動特別推進事業助成金」(定期演奏会などに対する補助)は多少減額される可能性もありますが、全国の子供たちがこれからもオーケストラの生演奏に親しむ機会が保たれた事は、大いに評価できます。また、芸術に対する国の施策についての広範で具体的な議論がようやく始まったことは、今後、文化立国としての展望を構築してゆくためにも意義深い事であると考えています。これまでメールなどで意見を寄せて下さった多くの方々に日本音楽家ユニオン・オーケストラ協議会の議長としてこの場を借りて心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

「Crisis」への4件のフィードバック

  1. お疲れ様でした。

    無事、来年度の予算が満額計上できて良かったです!この動きが大きなうねりとなったことを感じていただけ、未来ある子供たちのために本当に必要な事業だったことを認識していただけたことは大変意義のあることだったと思います。

    この件でも寝る暇がないくらいお忙しかったでしょう佐藤さんも年末年始、少しはゆっくり出来ますよう、お祈りいたしております。

  2. まーちゃん♪ 
    いつもありがとうございます。「事業仕分け」自体は良い事と思いますが、より深い考察と議論を伴う必要がありますね。定期演奏会関係に不安は残りますが・・・しかし、民意の声が仕分けの結論を翻した事は快挙ですよね!総理の献金問題には閉口しますが、早く成熟した民主主義が根付くよう、願いたいです。

  3. 山響FCの榎本です。
    「事業仕分け」、国民に与えたインパクトは強かったと思います。
    これまで予算は各省庁と財務省、それに国会議員が絡むという構図が大きく変わりました。
    でも、「仕分け」の対象事業を財務省が選んだことに問題があると思います。
    佐藤さんは北海道の出身でしたね。
    僕は函館生まれです。
    お正月は函館で過ごします。
    今年一年、お疲れ様でした。
    来年も山響、期待してます。
    良い音楽を聞かせてください。

  4. TIMEさま
    お世話になっております。おっしゃる通り、「仕分け」の方法には問題が残りますね。改善されてゆく事を強く望みます。
    函館、良いですね・・・実は山響でも数回行った事があるんですよ。とても優秀な合唱団があり、その演奏会でモーツァルトのレクイエムやハイドンの天地創造、
    ブラームスのドイツレクイエムを演奏しました。指導者の宮崎先生は山形大学のご出身です。私はお正月はずっと山形で過していますが、帰りたいです・・・。
    来年もよろしくお願いいたします。よいお年を1

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