今年で25回目を迎える「鶴岡音楽祭」に参加するために、山響は昨日から鶴岡市に来ています。山形から鶴岡までは山形自動車道と自動車専用道路(国道112号線月山道路)を使っておよそ100キロほどの距離です。昨日はこの冬一番の寒気で、月山道路の頂上付近で運転中何度も猛吹雪によるホワイトアウトに見舞われ、視界が極めて不良な中普段の倍の時間を要し、何とか鶴岡市に到着しました・・・。リハーサルは、音楽祭に出演するソリストの皆さんが庄内空港が吹雪で閉鎖されたために新幹線で東京〜仙台〜鶴岡と陸路での移動を余儀なくされ、オーケストラと合唱のみでリハーサルを進め、一時間ほどで終わってしまいました。一体ソリストの皆さんは何時間移動にかかったんでしょうか・・・お疲れさまです・・・。
音楽祭は、「雪の降る街を」で知られる中田喜直さんの作品を中心に、市内の子供たちや高校生、一般の合唱団やソリストをゲストに、多彩なプログラムで構成されています。「雪の降る街を」は、鶴岡市の冬の情景をモチーフに作曲されたと言われており、中田さんも生前、よく鶴岡を訪れ、この音楽祭に出演したことも多くありました。今日はまさにタイトル通りの雪景色です。季節感あふれる中田喜直さんの美しい音楽を私も皆さんと共に楽しみたいと思います。