今週は横浜みなとみらいホールで18日に開催される「みなと×みちのく オーケストラの描く未来」のため、昨日から横浜に来ています。この「みなとみらい」地区は、私が学生だった頃はまだ未開発でしたが、今ではランドマークタワーをはじめとするベイエリアの絢爛豪華(古い表現ですね・・・)がとても美しく、東京とは違った雰囲気があります。「みなとみらいホール」は1998年に開場されたワインヤード式のコンサートホールで、サントリーホールなどと同じくステージの四方に客席があります。テルサのようなシューボックス型に比べ、音が拡散しやすいと言われていますが、とても音響は良く、音も出しやすいホールです。
今回は神奈川フィルとの合同で、全く個性の違うオーケストラ同士ですが、飯森さんの指揮のもと、すぐに響きがまとまり素晴らしいサウンドが生まれています。プログラムはプロコフィエフの交響曲第一番、ストラヴィンスキーの火の鳥(1919年版)に挟まれるように現代曲が2曲演奏されます。とても繊細に書かれている音楽で、近、現代の音楽を比較しながら楽しめる良いプログラムです。また、このホールの職員として2つのオーケストラのマネージメントやさまざまな仕事を仕切っているのは山形出身のかつての生徒で、立派に成長した仕事ぶりを見てとても頼もしさが伝わってくるとともに嬉しさが込み上げてきました。明日は素晴らしいコンサートになるでしょう!