週末は休養・・・といきたいところですが、午前中は鶴岡市の隣、三川町の三川中学校で地域の学校を対象とした合同クリニックでおよそ20名の中学生をレッスンしました。このクリニックは、昨年秋まで山響に在籍していて、今は地元の庄内地方を中心に演奏や指導に幅広く活躍されているクラリネット奏者の牧 慎一さんの企画によるもので、山響からは首席ホルンの八木健史さんも講師として指導にあたりました。先日放映された「秘密のケンミンSHOW」でも山形県についての話題が取り上げられていましたが、内陸と庄内ではまるで違う県のように生活や文化が異なります。また、置賜(おきたま、おいたま)と呼ばれる県南部や、最上(もがみ)と呼ばれる県北部も独特の個性を持っています。それぞれの4つの地域では使われる方言も異なりますし、日本海側は海運を通じて関西地方との関わりも古く、方言や習慣に関西の影響をうかがう事もできます。
今日のレッスンはそんな庄内地方の中学生で、最初は緊張してワニって(内陸の方言で「人見知りする」)いましたが、慣れてくると内陸の子供たちよりも反応が早いです。僅か2時間半のレッスンでしたが、基礎奏法を中心とした練習の大切さをわかってくれたようです。
レッスン終了後は国道7号線を北上し、明日のクリニックのために秋田市に宿泊します。ここは庄内地方よりもさらにパワフルな土地で、吹奏楽では全国的な名門校がたくさんあります。久しぶりの秋田市でのクリニックですが、生徒たちの成長を見るのが楽しみです・・・今夜はこれから秋田での友人達とお酒のクリニックです(^O^)
牧さん…懐かしいですね。1年前の今日、6月5日に「アマデウスへの旅」でクラリネット協奏曲を演奏されたのが、今でも心に残っています。今はそのような活動をしていらっしゃるのですね。
それから生徒さん達の個性(地域性)や姿をしっかり捉えて指導されるSatoh先生。
いつかそのご様子を拝見してみたいです。
いつもありがとうございます。牧さん、お元気そうでした。地元に根ざした音楽活動を続けているのは素晴らしいですよね。彼もそんな生活を楽しんでおられるようでした。秋田の生徒たちもみんな熱心で、本当に音楽が好きな雰囲気が伝わってきました。指導するというよりは一緒に練習すると言った方が良いかもしれません。私も気落ちと心をリフレッシュする事ができました。