モーツァルト定期、終了しました・・・最近では1番の客入りだったのではないでしょうか。震災後はどのオーケストラもチケットのセールスに苦労していて、今回も6月初旬までは今一つの売れ行きでしたが、一週間ほど前から売れ出しはじめ、ほぼ満員のお客様の前で演奏ができた事とをとても嬉しく思います。昨日は何と言ってもソリストの清塚信也さんの素晴らしさに尽きますね。繊細な音色と生き生きとした音楽は、聴衆だけでなく私たちオーケストラをもすっかり魅了してしまいました・・・第1楽章が終ったところで「ブラボー」と大きな拍手が出たのには驚きましたが、それだけ演奏が素晴らしかったということでしょう。この。「アマデウスへの旅」も第5年を迎え、折り返し地点に到達しました。まだまだたくさん曲が残っていますが、今回のように素晴らしソリストが加わると楽しさもひとしおです。ゴールまであと4年、良い演奏会を重ねていきたいですね!
お疲れ様でした。そして今回も素敵な演奏をありがとうございました。
清塚信也さん、その独特な雰囲気で、演奏もトークも、本当に楽しかったです。
また、山響だけにしかないモーツァルトのサウンドも、1回ごとにモーツァルトの思いが伝わってくるようで、その輝きが増していきますね。
私は山響ブラスのナチュラル楽器のサウンドが大好きです。以前共演させていただいた時にナチュラルトランペットを近くで見て、その長さにびっくり。tallなSatohさんが携えるお姿が素敵に見えました。
そのナチュラルトランペットは2004年からお使いになっていることを、当時Satohさんが投稿された「トシ・トランペット・アトリエ」の記事で知って更にびっくり。2007年の「アマデウスへの旅」スタートまで、どのような道筋を辿っていたのか、いつか教えてくださいね。
コンサート後の交流会もありがとうございました。(やっぱり優しいSatohさん…)
帰りには駅でホルンの客演の方と司会の山田さんとご一緒したり、次の日私の町でリサイタルがあったピアニストの中村紘子さんと同じ新幹線になり「明日楽しみにしてます。」とお話しして笑顔を返していただいたり…と、素敵な偶然がたくさんあったすばらしい1日でした。山響コンサートに感謝です♪。
今回も遠くからお越しいただき、ありがとうございました。清塚さん、素晴らしかったですね。透明で繊細で、自由に動き回る様は、まさにアマデウスそのものという感じでした。
ナチュラルトランペットとの出会いは、1981年に大学のオーケストラがヨーロッパ公演を行なった時にミュンヘンの楽器屋で見つけ、買って持ち帰ったのが最初です。その楽器はオーケストラの中で使える
ものではなく、今でも壁に飾ってありますが、モダントランペットとは全く違う響きに興味が湧きました。山響に入ってからはそんな事もすっかり忘れて日々の仕事に没頭していましたが、
今は退団されたオーボエの竹谷さんがバロックオーボエの名手で、古楽の知識も豊富なことから、時々オリジナル楽器の話をしていました。その後、2003年頃だったと思いますが、自分でナチュラルトランペットを所有していた井上直樹君の提案で、試験的に演奏会で使用してみる事になり、自分でも新しい楽器を購入し、亀山さんにカスタマイズしていただいたものを使うようになりました。初めは怖かったですが、徐々にコントロールが
うまく行くようになり、他の楽員の理解も得ながら使用する機会が増えていきました。それから飯森さんが指揮者になり、私たちの演奏を聴いて「私の演奏会ではそれで演奏して欲しい」と言った事は「マエストロ、それはムリですよ」に書かれた通りです。そしてモーツァルト定期のプロジェクトがスタートし、ホルン(ホルンの人って、結構自分でナチュラルを持ってるんですよね)、フルート、ティンパニ、などを楽団が購入し、
(現在、私が使っている楽器は楽団所有の備品です)「アマデウスへの旅」が始まりました。その後、トロンボーンも楽団が購入し、シューマンやモーツァルトのミサ曲、レクイエムなどで使用しています。
古楽専門のオーケストラ以外でここまで拘りを見せているオーケストラは、世界的に見てもごく少数です。将来、メンバーが交代した時など、オリジナル楽器も演奏できる奏者を探さなければならない事もありますが、
このスタイルがさらに発展してゆく事ができれば良いと考えています。来月の定期を指揮される鈴木秀美さんは、ご存知の通り世界的な古楽のスペシャリストですが、彼の要求にもモーツァルト定期で培った成果がとてもよく出ていると思います。来月も、楽しみにしていて下さい。
早速お応えいただき、ありがとうございます。演奏を聴くとき、更に感動が高まりそうですね。
早くも来月の演奏会が待ち遠しくなってきました。♪