今日から本番会場の山形テルサでリハーサルです。モーツァルト定期では編成も小さく、ステージにはひな段もない事から、弦楽器の響きが床を伝わってダイレクトに感じられます。ピアノ協奏曲ではソリストの微細なタッチがとても美しく、弦楽器の響きと溶け合う瞬間は本当に素晴らしいです…
(写真はステージ上の自分の席です)
今年度最初の「アマデウスへの旅」モーツァルト定期のリハーサルがはじまりました。今回は初期の交響曲と「戴冠式」と呼ばれるピアノ協奏曲、そし映画「アマデウス」の冒頭で使われ、広く知られるようになった交響曲第25番を演奏します。トランペットの出番はピアノ協奏曲のみで、リハーサルも多くありませんが、十分に楽器を吹きこなしておかなければコンディションを保つ事が難しくなります。楽器は例によってナチュラルトランペットですが、昨年末からオリジナルに近い大型のマウスピースを入手して、響きにより深みを加える事が可能になりました。専門的な話になりますが、モダントランペットのマウスピースは内径が17ミリほどですが、ナチュラルトランペットのマウスピースは21ミリと大きく、楽器自体もモダンより長さがあるためにとても響きの良い音がします。本番は11日の16時から山形テルサです。ナチュラルトランペットやナチュラルホルン(名人芸です!)の響きとともに、アマデウスの世界をぜひご体験ください。
よく晴れた気持ちの良い一日でした。午前、午後と白鷹町で中学校での音楽鑑賞教室を終え、明日に迫った山形北高音楽科の定期演奏会のリハーサルに参加するために山形北高へ向かいます。北高音楽科がオーケストラを授業で採り上げるようになって、長くなりますが、管弦打の専攻生以外にもピアノや声楽の生徒たちも慣れない楽器を手にしながらも懸命に練習してくれます。近年は大曲を多く採り上げていて、「展覧会の絵」や「火の鳥」など、山響でもそれほど演奏回数が多くない曲にもチャレンジしていて、大きな成果をあげています。明日はドビュッシーの「小組曲」とワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲を演奏します。講師を務める私たち山響のメンバーも演奏に参加し、生徒と共に良い演奏を創るよう、集中して臨みますので、ぜひ18時から山形テルサに起こしください!
昨日はこのessayを書いたあと、秋田の舎弟(名前も同じ「ヒロシ」です)と、長年の友人で吹奏楽界の重鎮である某氏と三人で、秋田市一番の繁華街である「川反(かわばた)」へ繰り出し、久しぶりの秋田の夜を楽しみました。残念ながら山形にはないビアホールや、秋田に行くと必ず寄るお店では、山形での夜とは違った楽しみがあります。仕事の事を忘れて、心の底から笑う事も時には大切です。
今日のレッスンも素直で真剣な生徒たちだったので、こちらも楽しみながらレッスンする事ができました。指導するというより、一緒に練習するような感じです…自分も生徒たちとたくさん吹いたので、コンディションも良くなりました。明日からの仕事もうまく行きそうです。
週末は休養・・・といきたいところですが、午前中は鶴岡市の隣、三川町の三川中学校で地域の学校を対象とした合同クリニックでおよそ20名の中学生をレッスンしました。このクリニックは、昨年秋まで山響に在籍していて、今は地元の庄内地方を中心に演奏や指導に幅広く活躍されているクラリネット奏者の牧 慎一さんの企画によるもので、山響からは首席ホルンの八木健史さんも講師として指導にあたりました。先日放映された「秘密のケンミンSHOW」でも山形県についての話題が取り上げられていましたが、内陸と庄内ではまるで違う県のように生活や文化が異なります。また、置賜(おきたま、おいたま)と呼ばれる県南部や、最上(もがみ)と呼ばれる県北部も独特の個性を持っています。それぞれの4つの地域では使われる方言も異なりますし、日本海側は海運を通じて関西地方との関わりも古く、方言や習慣に関西の影響をうかがう事もできます。
今日のレッスンはそんな庄内地方の中学生で、最初は緊張してワニって(内陸の方言で「人見知りする」)いましたが、慣れてくると内陸の子供たちよりも反応が早いです。僅か2時間半のレッスンでしたが、基礎奏法を中心とした練習の大切さをわかってくれたようです。
レッスン終了後は国道7号線を北上し、明日のクリニックのために秋田市に宿泊します。ここは庄内地方よりもさらにパワフルな土地で、吹奏楽では全国的な名門校がたくさんあります。久しぶりの秋田市でのクリニックですが、生徒たちの成長を見るのが楽しみです・・・今夜はこれから秋田での友人達とお酒のクリニックです(^O^)
約10日間にわたって私の体に取り憑いた腰痛も、ようやくほとんど治まり、久々に快適な一日を過ごしました。とはいえ、数種類の薬をもうしばらく服用しなければならなく、完治までには少し時間が必要です。症状がひどい時は朝、布団から起き上がれない、顔を洗えない(いわゆる「前屈」が全くできない)靴下や靴が履けない、咳やクシャミをすると激痛が走る…という非常に情けない状況にありました。今も少し違和感がありますが、少し前よりはるかにまともです。明日、明後日は仕事で遠出ですが、症状が後退しないよう、気をつけたいですね。
今日は音楽鑑賞教室で鶴岡市まで往復しました。月山道では峠の頂上付近にまだ雪が残っていて、冬の間に積もった雪の多さをあらためて思い出します。今年度は庄内地方の公演が例年より多く、月山越えも多くなりそうです。四季おりおりの表情を見せる山肌と澄んだ風を感じる時、疲れた心が少しの間だけ癒されるような気がしますね…
6月になったというのに、とても寒い一日でした…北海道では最低気温が氷点下の地域もあったそうで、自然現象の不思議さにはついて行けません。今日は早起きして腰痛の診察と治療を受けに山形市内の総合病院の整形外科(Orthopedics)に行きました。腰痛歴はもう20年以上になりますが、医師の診断を受けた事は数回しかなく、整体やマッサージで症状を治めていました。しかし今回は痛みを感じる時期が長く、椎間板などの状況を理学的に確認しておきたかったので専門医のいる病院に行く事にしました。診察では下肢の神経感覚を調べたり、レントゲン写真を撮ったりして、椎間板はヘルニアには至っていない事が確認できました。しかし、一箇所だけ椎間板が狭くなっている箇所が認められ、今後の経過に注意する事を指摘されました。そして薬を数種類処方されて帰ってきましたが、現在は薬の効果が表れ、久しぶりに快適な時間を過ごせています。やはり、運動を適切に行って筋肉を柔軟に保ち骨への負担を軽くする事が必要なんですね…骨と筋肉のバランスをよくする事は年齢とともに難しくなっていきますが、何とか好転させなければと感じた一日でした。