今日は休み!閉店!と言いたいところですが、朝9時から午前中いっぱい自宅で北高音楽科の補講レッスンです。
音楽科は授業のカリキュラムに個人レッスンをはじめとする音楽専門科目が組まれていて、本来はトランペットのレッスンも授業時間内で行わなければなりません。しかし、山響での演奏を始めとして多忙な日々の中では平日の授業時間内にレッスンをする事はまず不可能で、私の場合は夕方以降か休日を使って補講を組んでいます。生徒にもレッスンが不定期になる事で迷惑をかけていると思いますが、それでもがんばって練習してくれています。もうすぐ実技試験ですが、きっと良い演奏をしてくれるでしょう。
東京から戻り、今日は酒田市内でスクールコンサートが2ステージです。さすがに今日は疲れが残る…というか、歳のせいか後で疲れが出てきた感が強いです。コンサート会場の体育館も蒸し暑く、ハードでタフなスクールコンサートの季節が来た実感がありました…
山形〜大阪〜東京と続くツアー(と、言うには短すぎるか)が終わり、旅の余韻を感じながら山形に向う新幹線の中です。今回は大阪だったので飛行機と新幹線を使いましたが、普段の車移動に慣れている私には少々辛かったです…
これで明日からはおやすみ…と行きたいところですが、明日は早朝に出発し酒田市内でスクールコンサートが2ステージです。キビしいですね…
「さくらんぼコンサート」も今回が10回目になります。最初は山響創立30周年記念特別演奏会として、当時の常任指揮者だった黒岩秀臣さんとシューマンの1番を演奏しました。それからもう10年…今回は私にとっても特別な意味を持つコンサートで、さまざまな思いを巡らせながら演奏していました…
ところで、今回は山響初となるインターネット上での配信を行うこととなり、日経CNBCによって29日から2週間の間Ustream配信されます。私はGMとして日経と直接交渉をしていて、さまざまな問題をクリアしながらやっと準備を終え、本番に望むことが出来ました。(ピアノ協奏曲は配信されません)詳細はNIKKEI CHANNELのサイトをご覧下さい。
http://channel.nikkei.co.jp/
本番は昨日の大阪をさらに上回る集中力で、どの曲も山響のパフォーマンスが全開となり、素晴らしい演奏でした。今日のピアノは5月の定期と同じくトリフォノフさんでしたが、圧倒的な音楽とテクニックは満員の聴衆を完全に魅了し、ブラームスでは八木さんのホルン、足達さんのフルート、佐藤さんのオーボエを始めソリスト達が大活躍し、弦楽器セクションも深い陰影と輝きのある響きでした。私はこんな素晴らしいオーケストラで演奏できる幸せを心から感じながら演奏していました…
写真は長年公私ともにお世話になったトロンボーン五十嵐達也さんと、私にとって最強の「相棒」井上直樹さん、そして私たち二人の共通の師匠、元NHK交響楽団トランペット奏者、福井功先生ご夫妻です。
山響初の大阪公演が、多くの温かい聴衆の皆様に支えられ終了しました。
リハーサルが始まる前の午前中、大阪市内に住む従兄弟宅を訪ね、15年ぶりの再開を果たすことができました。あの時学生だった従兄弟の長女は今では36歳で一児の母で、一歳半になる可愛い娘の笑顔が印象的でした。残念ながら従兄弟のご主人はご病気が元で数年前に亡くなられ、私は親しくさせていただいていたのにお別れに行くこともできず、長い間気にかかっていました…みんなで昔の話に花が咲き、短い時間でしたがとても平穏な気持ちでホールに向かう事が出来ました。
本番は集客が心配でしたが、950人ほどの入場者があり、皆さんの温かな拍手と「良く来たね」と言っているような笑顔がとても印象的でした。中村紘子さんの演奏も説得力のあるヴェテランらしい音楽で、こちらも圧倒されました。ブラームスは流れの良さと山響ならではの美しい響きが出せたと思っています。終演後は今回のスポンサーである森下仁丹の社長さんを始めとするスタッフの皆さんや、大阪に住む友人たちとの打ち上げで盛り上がりました。明日は7時の新幹線で東京に移動です。
大阪の皆さん、本当にありがとうございました!
大阪市内にある「ザ・シンフォニーホール」は今年で開場30年になる日本を代表するコンサートホールです。今は各地にコンサートホールがありますが、その草分けとも言える素晴らしいホールです。音響の良さはもちろんですが、付帯設備や楽屋、バックスペースの広さなど、演奏に集中できる環境が整えられています。リハーサルは良い雰囲気で始まり、西村さんの新作やブラームスの二番など、ホールの響きとあいまって、とてもきれいなサウンドが出ていました。また、明日のソリストである中村紘子さんもミュージシャンシップに溢れたリハーサルで、こちらが元気をいただいたようです。リハーサル後はMUJの仕事でお世話になっている関西フィルの太田さん、山響の岡本さんと3人で再会を祝い、鋭気を養いました。明日の本番が楽しみです!
午前9時から生徒のレッスン、11時から「さくらんぼ祭り」のコンサート、13時から15時までまたレッスン、18時発のJALに乗り20時に大阪市内のホテルに入りました…ハードな一日でした…到着後は事務局スタッフと一緒に昨年夏まで在籍していたフルート奏者の竹谷容子さんと再会を祝う飲み会でした。少しも変わらない容子さんは、音楽とフルートのお仕事を続けていて、自分の道をしっかり歩んでいるようで、とてもお元気そうでした…
土曜日…昔は「半ドン」(古い!)と言って、仕事や学校も午前中のみ稼働していたものです。大学時代もトランペットのレッスンは土曜日の午前中でした。いつからか完全週休二日制になり、午前中で帰れるあの感覚も忘れてしまいましたが、時折それを思い出す事もあり、時代の変遷に思いを馳せていたところです…
毎年恒例の新潟県内スクールコンサートも、今年は3日間のツアーで終わり、今日のコンサートが最終です。コシヒカリで有名な魚沼市は、今年も豊作になりそうな雰囲気が漂います。静かでゆったりと時間が流れるような感覚がとても心地良かったです…
In Paradisum deducant te Angeli;
in tuo adventu suscipiant te martyres
et perducant te in civitatem sanctam Jerusalem.
Chorus Angelorum te suscipiat,
et cum Lazaro quondam paupere,
æternam habeas requiem.
Hiroshi Sato Offizielle Website