Tokyo

今日は演奏を離れ、東京・国立劇場内にある日本芸術文化振興会で、文化庁が日本国内のオーケストラに行っている助成についての意見交換会に行ってきました。文化庁は1980年代から本格的にオーケストラを含む文化支援を強化し続け、現在は多くのオーケストラがさまざまな形での助成を受けるまでになりました。諸外国、とくにヨーロッパなどに比べれば日本の場合、国家予算における文化予算の位置づけがもう一つという感は否めませんが、これだけの税収の落ち込みの中、助成の減少を最小限に食い止めている姿勢は高く評価できると考えます。昨年の震災以降、いわゆる「心のケア」に音楽が大きく役立つことは広く知られるところですが、それを含めてより多くの方々へ質の高い音楽を届けられるよう、オーケストラ側もさらに努力を続けなければなりませんし、行政、自治体も文化振興をより進める施策をとっていただきたいと思います・・・

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