梅雨のさなか、今日はキビシイ暑さで、山形市は32度まで気温が上がり、スクールコンサートの会場の天童市内の小学校の体育館はサウナ状態でした…明日からは雨が降るようですが、この状態で楽器を演奏するのは毎年の事とはいえ、みんな良く頑張っています。子供達も汗だくになりながらも全身で音楽を楽しんでくれて…というか、一緒に音楽してくれているようなものです。熱気と笑顔が暑さを忘れさせてくれます。
演奏後は歯科クリニックに行き、歯茎のチェックと着色気味の歯をクリーニングしてもらい、口の中が爽やかになりました。金属の被せ物をハイブリッドセラミックスのものと交換してからは、皮膚や粘膜の状態も非常に良くなり、日常生活だけでなく、トランペットの演奏にも良い影響を及ぼしています。胃腸を始め、内臓の健康はもちろんですが、口腔をいつも良い状態に保つ事が体のコンディションをよくする事になるんですね。歯と歯茎の定期的なチェック、ぜひオススメです!
7月になったと思ったら、もう10日です・・・モーツァルト定期が終わって、19、20日の第222回定期(仙台フィルとの合同定期)の準備で事務局は連日慌ただしさを増しています。隣接する県どうしとはいえ、2つのプロオケが合体することは全国的にも希なことなので、準備段階からさまざまな問題が出てきます。もちろん、解決できない事ではないのですが、事務局が同じ場所なら・・・と思うこともあり、とにかく事務作業が大変です。加えて私は自分の練習もしなければならないし(当たり前か)大変ですが楽しくもあります。チケットのセールスはこれから急ピッチで伸びてゆきそうです。特に山形の本番は残席僅少です!!
山響では(他のいくつかのオーケストラでも)定期公演の最終日の翌日は「公休日」となっていて、疲れをとり、次回の演奏への準備をするための時間とされています。でも大概は(私の場合ですよ)午前中いっぱい寝て体を休め(アルコールが抜けるまでには・・・)午後からようやく人間らしくなる・・・という事が多かったです。最近は本番の翌日も事務局に出たりしていますが、個人的な所用もあり、今日は「閉店」です。昨日は本番が終わった後、19時から山形北高のトランペット専攻の生徒のレッスンを自宅で行いました。数日間ナチュラルトランペットを吹く時間がとても多かったので、レッスンのためにモダントランペットを吹いたら音色がナチュラルのままでした・・・耳が(本当の意味では「脳が」)ナチュラルのモードになったままで、モダンのモードには帰ってきていないんですね・・・来週はいよいよ仙台フィルとの合同でマーラーの「復活」です。今度はモダントランペットC管で19世紀的なサウンドを出すことが「仕事」です。オーケストラにいると音楽史の400年間くらいを行ったり来たりしますが、これが面白いところです!
K.364・・・今回演奏した、モーツァルトのヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調のケッヘル番号です。
昨日の酒田にも増して犬伏、成田両氏のソロと、オーケストラの「協奏」がとても素晴らしく、今回の演奏会で最も成功した演奏でしょう。この曲を休憩後のメインプロに持ってきても良かったと思うくらいです。もちろん、交響曲第35番「ハフナー」も素晴らしかったですが、とにかく2人のソロが絶品でした。
「アマデウスへの旅」と題したこのプロジェクトも、もう6年目です。このあとは今年10月、来年2月と続き、そのあと2年で6回と、残すところ合計8回になりました。私は今年度で一足先に卒業ですが、10月のプログラムは出番が1曲もないらしく、2月はオーディションに合格した新人の試用期間にあたり、該当者が演奏するかもしれないので、そうだとしたら私にとっての「アマデウスへの旅」は今回が最後になりますね。でも、ここ数年は毎回が最後の演奏になっても後悔しないようにしているつもりです。「一期一会」の気持ちで最後まで音楽に接してゆきたいと思います。
今日は七夕です。あいにくの雨模様で天の河は見えそうにありませんが、子供の頃は短冊にお願い事を書いたものです…今なら、「新しい肝臓が欲しい」とか書いてしまいそうですが…
今日はモーツァルト定期の初日、酒田公演です。モーツァルトプロで酒田に来るの初めてですが、希望ホールの素晴らしい響きにも助けられ、良い演奏だったと思います。また、ソリストの犬伏、成田両氏も素晴らしい演奏で、東京から聴きに来て下さった鈴木秀美さんからも良い評価をいただきました。明日は再びテルサに戻りリハーサル(レコーディングも)と本番です。楽しみですね!
特別ゲストに飯森音楽監督をお迎えしての「Sunday Prism」の収録は、今月19、20日に開催される山響第222回定期演奏会、「山響、仙台フィル合同演奏会」でのプログラム、マーラーの交響曲第2番「復活」の話題を中心に、話題豊富な飯森さんの楽しいお話がたくさん聞けました。この収録は、7月15日に放送されますので、日曜日朝7時はFM山形を是非聴いて下さい。ラジオがなくてもiPhoneやスマートフォンなら、ラジオが聞けるアプリもあるので、こちらでもお楽しみ下さい。
リハーサル2日目、細かな部分が次第に仕上がりつつありますが、全員のイメージがまだ一致しません。同じところを何度も練習し、納得いくまで仕上げてゆくのは苦労しますが達成感もあり、やはり楽しいですね。リハーサル終了後は7月19日の山響・仙台フィル合同演奏会の会場である山形市民会館で、音声収録のオクタヴィアレコード、山響のCD制作でおなじみのプロデューサーである松田さんと、映像担当の山形放送、山内さんと会場の下見をして、使用する機材などの確認をしました。この演奏会は「さくらんぼコンサート」と同様に収録される予定です。下見が終わった後は、山形駅前某所で飯森さん、事務局次長の向山さんと23時頃まで来年度の企画を検討していました・・・長くタフな1日でした・・・明日は午前9時からFM山形で「Sunday Prism」の収録で、今回のスペシャルゲストは何とマエストロ飯森さん!楽しい収録になりそうです!
今回で第15回になる山響モーツァルト定期「アマデウスへの旅」のリハーサルが始まりました。今回は初期の交響曲である12番とコンマス犬伏さん、ヴィオラ首席の成田さんの二名をソリストに迎えて協奏交響曲を、そして有名な交響曲35番「ハフナー」を演奏します。トランペットはハフナーしか出番がなく、仕事としては楽です。でも、こういう週はたくさん練習しておかないとコンディションが保てなくなります。ナチュラルトランペットはモダントランペットの倍の長さがあり、マウスピースもモダンの17ミリに比べ20ミリもあり、たくさん息を使わないと響きません。ナチュラルをがんがん練習した後はモダンを吹くのがとても楽になるので、今回もできるだけ練習したいと(リハーサル以外に)思います。
午前中は山響事務局でデスクワークと会議です。
今日から「職場体験」として3日間市内の中学生が山響事務局でプロオケ事務局の仕事を体験学習します。この「職場体験」はさまざまな職種で行われていて、中学生や高校生が社会を知ってゆく上で貴重な学習ができる良い機会です。明日からはモーツァルト定期のリハーサルが始まるので、舞台のセッティングやライブラリアンの仕事など、ステージでは観られないオーケストラの裏側を体験できるめったにないチャンスです。たくさん吸収して知識を広げて欲しいですね!
7月になりました・・・
「年度」ではまだ3ヶ月を終えたばかりですが、2012年としては半分が過ぎてしまいました。梅雨の時期らしい湿度を含んだ動きの悪い空気と、ときおり歪んだように見える日差しが、初夏から盛夏に向かい始めている時の流れを表しているようです。今月の山響はモーツァルト定期と第222回定期演奏会、そして「海の日」コンサートを始めとして大小様々なコンサートはたくさん予定されています。特に19日の第222回定期は(20日は同一プログラムで仙台フィル特別公演として行われます)山響創立40周年記念と、東日本大震災復興祈念として山響と仙台フィルによる初の合同演奏で、マーラーの交響曲第2番「復活」を演奏します。2つのオーケストラが醸し出す劇的な響きにぜひご期待下さい!
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