10月5日はスティーブ・ジョブズの命日です。2011年に亡くなってから4年が経ちました・・・この間iPhoneは4sから6sになり、彼のアイディアによるものかどうかは分かりませんが、今ではAppleWatchやiPadProもあります。しかし、数ある製品の中でもAppleを支えているのは、もはやiPhoneでしょう。
ジョブズの業績については今更述べる必要もありませんが、Walter Isaacsonによる伝記本「Steve Jobs」を読むと、彼がどのようにして幼少期から自己を形成していったかがよく理解できます。また、この伝記本は「テルマエ・ロマエ」の作者であるヤマザキマリさんによりコミックス化されていて、すでに単行本も4巻出版されています。原作をコミックス化するにあたって、ヤマザキさんはとてもシンプルなタッチで作画していて、そこにはジョブズが拘った「シンプルであること」と共通する雰囲気が感じられます。単行本ではヤマザキさんオリジナルのショートストーリーも盛り込まれていて、ルシウスとジョブズが一緒に風呂に入っているなど、笑わせてもくれます。
iPhoneが初めて発表された2007年、私を含めてすぐにiPhoneを買ったのはAppleのマシンを使っている人がほとんどだったと思いますが、今ではiPhoneを通じてAppleを知る人の方が多いでしょう。若き日のジョブズが夢見た「コンピューターで世界を変える」というのは、iPhoneによって達成されたと言えるのかも知れません。