Audition

昨夜の「さくらんぼコンサート」は多くの聴衆の方々に起こしいただき、オーケストラも熱のこもった演奏を展開できたと思います。今年は11月6日にも東京公演があり、今度はシューマンの交響曲をピリオド楽器で演奏する予定なので、近年の山響の特色を聴いていただけると思います。

今日は東京都内でフルートのオーディションの2次審査が行われ、1次審査を通過した受験者が緊張の面持ちで演奏していました。山響のフルートパートはレベルが高く、そのレベルが判断の基準になってしまうことから、受験者にはプレッシャーだったと思います。どのオーケストラも、世代交代を経て特色を維持しつつも、新たな音を構築してゆく事を進めます。いつの日か自分の後任が入団し、金管楽器のサウンドがより進化してゆく事を想像しながら、受験者の演奏を聴いていました。

「Audition」への2件のフィードバック

  1. さくらんぼコンサート、とっても素晴らしかったです。
    オペラシティのコンサートホールの響きは、あたかも天上で奏でられているサウンドに包まれているかのようでした。いつものテルサで聴くのとは違う表情の、山響サウンドの美しさを改めて堪能できました。
    プロコフィエフは、若いソリストによる爽やかな雰囲気で、5月の深く重みのある演奏との違いを楽しませていただきました。
    私のお目当ては、やはりチャイコフスキー5番の2楽章のホルンソロと4楽章フィナーレの金管セクションが織り成す響宴。よく知っている曲だけに、いつにも増して、オーケストラとの共有感が強く感じられました。
    オペラシティの響きの中で、改めて山響の金管セクション特有のサウンドを実感しました。通常の金管楽器、特にトランペットの音は張りのあるきらびやかなイメージがありますが、山響は柔らかくてあたたかい深みのある音色ですね。4楽章でトランペットが高らかに歌うテーマも、華やかな中にどこか優しさを感じるサウンドで、じーんときました。
    休憩時間にロビーで、昨年ヴァイオリン協奏曲で山響の演奏会に出演された鈴木舞さんと二村さんのお姿を拝見し、声をかけさせていただきました。お二人とも「去年聴きました。」というと喜んでくださいました。鈴木さんは、私が岩手から山響の演奏会に通っていることを話すと「地震、大丈夫でしたか。」等と言ってくださいました。
    「さくらんぼコンサート」本当に行ってよかったです。
    今日は6月25日(何故か)山形市内のホテルからのコメントです。 

  2. 遠くから来ていただき、本当にありがとうございます。また、演奏会のプログラムとプレゼントもありがとうございます。翌日に事務局員から無事に受け取りました。コンサート、お楽しみいただけたようで、嬉しく思います。私たち金管セクションは、パワーと優しさを併せ持ったサウンドを意識していますが、オペラシティの響きにも助けられ、良い演奏ができたのではと思います。今年は秋にも東京公演がありますので、ぜひまたいらして下さい。

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