全国31のプロオーケストラにより構成されている「社団法人 日本オーケストラ連盟」では、毎年3月31日を「オーケストラの日」と定め、全国一斉にイベントを開催しています。山響でも全国の楽団と歩調を合わせ、毎年同じ時期に開催しています。昨年度も3月末に開催する予定でしたが、3月31日が宮城県美里町での第9公演だったため、4月の新年度に入ってしまいましたが本日の開催となりました。「オーケストラ探検」「楽器体験コーナー」など、盛りだくさんのイベントと、夕方からはコンサートも開催され、家族連れを中心に多くのお客様が「オーケストラによるテーマパーク」を楽しんでいただけたようです。コンサートではファゴットがクローズアップされ、高橋あけみさんの独奏によるウェーバーの協奏曲や、鷲尾俊也さんのコントラファゴット独奏によるラヴェルのマ・メール・ロアなど、普段接することの少ない曲も演奏され、好評でした。今年度のイベントは11月定期の期間中に、山響40周年記念の「ファン感謝デー」として開催される予定です。こちらも楽しみにしていて下さいね!
オーケストラの日、お疲れさまでした。私はボランティアスタッフとして参加させていただきました。
初めて参加した一昨年同様、楽器体験コーナーのお手伝いを担当させていただきましたが、初めて楽器を手にする子ども達に、丁寧に音の出し方を教える楽団員の方々のご様子が、とってもあったかくて、ほのぼのとした雰囲気の中、楽しく参加できました。
子どもだけでなく大人の方もチャレンジされていたり、楽団員やスタッフの方々も演奏なさったことのない楽器体験をされていたりと、日頃見ることのできない光景もあり、本当に楽しかったです。
楽譜コーナーでは、オケの方々が使っていらっしゃる楽譜が展示されていて、ライブラリアンの方が練習番号を書き込んだり、破れたところを補修したり、見えにくくなったところをコピーしたりして演奏に用いられている様子が伝わってきました。
一緒にボランティアをした秋田出身という学生さんは「自分の出身地では、このようなイベントで子ども達が音楽に触れる機会がない。山形がうらやましい。」と語っていらっしゃいましたが、岩手在住の私も同感です。