三日間のリハーサルと三日連続のコンサートが終わりました・・・さすがに疲れましたね・・・肩と背中、それに頭がガンガンします。今回はやはりトリフォノフさんとの出会いですね。次に共演できるのはいつになるか分かりませんし(私はもう楽器を吹いていないかも)きっと大巨匠になっているでしょうね。でも山形での日々を忘れないでいてくれたら嬉しいですね。今日の米沢でも圧倒的なパフォーマンスでした・・・
ブラームスはやはり素晴らしい音楽です。個人的には1番が最も好きですが、2番の良さもあらためて知ることができました。舞台上の自分の席からはチェロやヴィオラの内声の動きが良く聴こえ、ブラームスが凝りに凝った対位法(作曲技法の一つです)をしっかり勉強できました。指揮をするときのスコアの読み方がこれから変わりそうです。
そう・・・実はこれで終わったわけではなく、来月には「さくらんぼコンサート2012」で再び同じプログラムで大阪と東京です。一度頭をリセットして新たに曲を見直してみようと思います。その前に少し休みたいな・・・
未だに余韻の中にいます…。(コンサートから3日後です…(^-^))
音楽が鳴り響いた瞬間に感じた躍動感と生命力。スケールの大きさとサウンドの美しさに、こみ上げてくるものを抑えることができませんでした。
ダニール・トリフォノフさんの情熱的で繊細な表現力と山響の「心に響く」音楽のコラボレーション。ホールという空間が、音楽だけではない心地よくて力強いエネルギーに満たされていました。
今回は、2日間異なる会場で聴かせていただきましたが、同じプログラムでも、音楽が醸し出す雰囲気はそれぞれ違っていました。それが山響の素晴らしいところですね。
19日のアンコールでダニールさんが弾いてくださったショパンは、繊細さ、ダイナミックさ、ロマンチックさ、軽やかさ、ありとあらゆる表情が感じられ、その表現力の幅広さゆえに、心をとらえられっぱなしでした。
さくらんぼコンサート、行けたらいいな…