Vltava

初日が終わりました。シュトルンツさんは管弦のバランスに注意し、弦楽器主体のサウンドを作り、そこに木管のソリスティックな要素と金管の輝きを上手くミックスしてゆきます。こういったバランス感覚は東欧の指揮者に多く見られます。同じチェコではヴァーツラフ・ノイマンやズデニック・コシュラー(懐かしい!)さらにはラファエル・クーベリックなど、往年の名指揮者の演奏は(全て実演を聴きましたが)暖かな弦楽器主体のサウンドを醸し出していました。山響はご存じのように弦楽器が少ないですが、シュトルンツさんはそれをうまく生かし、山響から新しいサウンドを引き出していました。あと2日間でこの響きがどう発展するのか、楽しみです。

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