モーツァルト定期が終了しました。初期の13番、15番と最後のピアノコンチェルトである27番という面白い組み合わせで、モーツァルトが生きていた時代、自分で行う演奏会ではこういう組み合わせは行わなかったと思います。私は演奏の出番はありませんでしたが他の仕事が忙しく、本番でようやく少し山響の演奏を聴くことができました。来年度からは毎回こんな感じなんでしょうね。本番は弦楽器のクリアーな響きと管楽器のソリストたちの妙技がとても楽しく、すばらしいオーケストラだと感じました。ただ、不思議と「あの中で一緒に演奏したい」とは思いませんでした。また、スケジュール調整に数年かかり、今回ようやく出演が実現した小菅 優さんの演奏も素晴らしく、静かで自然体のお人柄と併せて、とても魅力的な演奏家と感じました。将来また違ったレパートリーで再度の共演をお願いしたいです。
主演後はマエストロ飯森と共に山響ファンクラブのイベントに参加し、トークショー(なのかな)と会食を楽しみ、アマデウスへの旅を終えました。この旅も残すところあと7回、何となく終点が見えてきたような観があります。