「事業仕分け」に対する音楽界の反応も、全国のオーケストラの理事会、ユニオンはもとより、オーケストラを支持して下さる方々や、聴衆、ファンの皆様へと大きな拡がりを見せています。科学技術分野に比べてやや出遅れた感はあるものの、今日は東京有楽町の東京国際フォーラムで音楽関係者による抗議の記者会見が行われ、山響音楽監督の飯森さん、札響音楽監督の尾高忠明さん、関西フィル首席指揮者の藤岡幸夫さん、そして大御所の外山雄三さん、ピアニストの中村紘子さん、清水和音さん、作曲家の三枝成彰さん、声楽家の高 丈二さんの8名の音楽家が「友愛の精神は芸術から」と題する緊急アピールを行いました。新聞各社のインターネット版ではすでに報じられていて、明日の朝刊でも詳細が報じられる事でしょう。また、昨日、白鷹町で行われた「ハーモニーコンサート」でも、実行委員会の方々が自主的にこの件に関して文化庁へのメールを呼びかけるチラシをプログラムに折り込んでくれたり、さまざまな動きが起こっています。特に白鷹町のように、聴衆の方々による運動が起きた事は私たちにとって大変嬉しく、心強い事です。ユニオン・オーケストラ協議会では引き続き全国のオーケストラ・ユニオンが地域でのアピールがさらに深まるように呼びかけています。文化とオーケストラがこれからも発展し続けるように、私たちも努力を重ねて行きたいと思っています。
繰り返しになりますが、ご案内させていただきます。
このブログをお読みの皆様にも、ぜひ文化庁へのメールをお願いします。私たち実演家はもちろん、聴衆や音楽愛好家の皆様の多くの声が必要です。このままでは日本のオーケストラは消えてしまいます。要領は下記の通りです。ご質問がある方は、ぜひコメントまたはメールからお願いいたします。
どうかよろしくお願いいたします。
◆アドレス:nak-got@mext.go.jp 担当官:中川正春 後藤斎
●事業番号「4」事業名「文化関係1-独立行政法人日本芸術文化振興会」
*芸術創造活動特別推進事業助成金についてはこの事業です。
芸術創造活動特別推進事業助成金の削減・廃止に反対します。という一文を入れて構成してください。
●事業番号「5」事業名「文化関係2―芸術家の国際交流(学校への芸術家派遣)」
*本物の舞台芸術体験事業がこの項目です。
プロ・オーケストラによる本物の舞台芸術体験事業の廃止に反対します。という一文を入れて構成してください。
*注意点
・様式自由、必ず「件名(タイトル)」に事業番号、事業名を記入するして下さい。
・期限が12月15日まで
*参考ホームページ:文化庁http://www.bunka.go.jp/
公募・採用欄「行政刷新会議事業仕分け対象事業についての意見募集」(11月18日)