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北海道出身。武蔵野音楽大学卒業後、1984年より山形交響楽団でトランペット奏者を務めている。オーケストラでは主にセクションプレイを通して、近年特に充実著しい山響のサウンドに貢献している。演奏活動の他にはソロ、室内楽などを行っている他、個人レッスンやスクールバンドの指導、ワークショップなどを東北各地で積極的に展開している。指揮活動では、1999年より指揮者を務めている山形市役所吹奏楽団を率いて、2003、2004年と連続して全日本吹奏楽コンクールに出場したほか、けやきの森ブリティッシュブラスバンドでは、創立当初より指揮者を務めている。現在、山形交響楽団トランペット奏者、山形北高音楽科、山形短期大学各講師。国際トランペット協会(ITG)会員。

Rehearsal

ツアーも終わって一休み・・・と行きたいところですが、11月には大きな演奏会がたくさん控えています。21、22日の第200回定期公演はもちろんですが、翌23日には「ミザールコンサートサロン」〜オーボエとトランペットの夕べ〜が山形市内の喫茶「嵯蔵(さくら)」で開催されます。この演奏会は山響オーボエ奏者の齋藤真美さんのプロデュースによる新たなコンサートで、自身のソロと小林路子さんのピアノ、それに毎回のゲストとのコラボレーションによる楽しい企画です。光栄にも私はこの第1回のゲストプレイヤーとしてご招待を受けました。
私はラヴェルの「ハバネラ」、バーンスタインの小品他を演奏し、プログラム最後に齋藤さんとの共演でコープランドの「Quiet City」を演奏します。この曲はコープランドの隠れた名作で、叙情的ではあるものの、どこか乾いた静寂な音楽が特徴で、通常はバロック音楽で組み合わされる事の多いダブルリード楽器とトランペットをセンシティヴな音楽として溶け込ませる事に成功しています。

今日はピアニストの小林さんのお宅で初めてのリハーサルを行いましたが、初顔合わせにも関わらずお互いの音楽に対するイメージが近づくのにそれほど時間を要しませんでした。本番までそれほど時間はありませんが、新たな音楽を創る楽しみを感じながら練習ができる事を嬉しく思います。

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Customize

秋田滞在も今日で最終日です。この3日間は秋田での友人たちとの楽しい再会があり、連日飲みすぎでした・・・でも、仕事はきちんとこなしました(あたりまえか)昨日は長年お世話になっているヤマハ秋田店で楽器のカスタマイズ作業を施してもらいました。約1年前から使っているヤマハ・シカゴモデルは大変素晴らしい楽器ですが、自分にとってより良い状態にするためにヤマハ・アトリエ東京(プロ奏者向けのメンテナンスやカスタマイズ、新製品のテストなどを行っている専門工房)に特別に新たなパーツを制作していただき、その取り付けを秋田店でお願いしました。
秋田店のリペアマンである斎藤祐輔さんは、十分に経験を積んでいて、自身もトランペットを演奏する事からプロである私の楽器も安心して預ける事ができます。今回の新しいパーツは、楽器を持った時に左手親指に掛かるU字型の部品で、通常のパーツでは親指の罹り具合が良くないために、大きめのパーツを制作していただきました。取り付け角度や位置を慎重に吟味して、無事に完成し、楽器の操作性が格段に向上しました! 写真は作業中の様子と、完成した3台の楽器です。これで演奏がますます楽しくなりますね!

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Tour

文化庁「本物の舞台芸術体験事業」のツアー10月分の最終週です。

先週は金曜に公演を終え、山形に戻り24日土曜は9時から山形6中でのレッスン、12時からは南山形公民館での山形市役所ウィンドアンサンブルの本番を指揮、午後から夕方まで再びレッスン、夜は11月29日に本番ががある「けやきの森ブリティッシュブラス」のリハーサルと、12時間営業でした・・・。
昨日25日日曜は、新宿のMUJ本部でオーケストラ協議会の会議のため東京まで日帰りドライブ・・・・。
ツアーの間は演奏以外の仕事は基本的にはないので(ときどき現地でレッスンをすることがあります)休息など自由な過ごし方ができますが、その日程が長くなればなるほど、山形に帰ってからのスケジュールが過密になります。今日は8時に山形を出発して岩手県盛岡市内で公演を行った後、秋田市に移動して今はホテルの部屋でこのブログを書いています。

今週の仕事が終わるともう11月・・・今年も終楽章フィナーレ部分に突入です。大きなコンサートが目白押しで、遂に200回定期公演がやってきます!

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2004/10/23

今から5年前の今日、10月23日は中越地震が発生した日です。私はその時間に仙台市内にいましたが、通常の地震より長く振動が続いた事を不安に感じた記憶があります。新潟県は1960年代にも新潟地震があり、中越地震以降も大きな地震が再び起きるなど、過去50年以内に被害が頻発していて、住民の方々の不安と苦労も大きなものがあったことでしょう。
山響も新潟県には深い縁があり、毎年のように音楽鑑賞教室や東北電力の公演などで県内各地を訪れています。特に中越地震の後、小出市で行われた演奏会では、復興に向けた地域の方々のエネルギーが私たちにも強く感じられた事を思い出します。あらためて震災で亡くなられた方々のご冥福を祈るとともに、新潟県の皆様がいつまでも元気で過されるよう、願わずにはいられません。

Ichinoseki

今週は一関市内に滞在しています。昨日の陸前高田は約90分ほどの行程でしたが、やはり紅葉はきれいでした。毎年この時期はいろんな地方へ行きますが、天候も快適で演奏もしやすいですし、景色や食事、また新たな出会いなどさまざまな楽しみがあります。今日はこれから大船渡市まで移動します。ほぼ昨日と同じ移動時間ですが、ドライブと演奏を楽しんできます。

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H1N1

山響は19日から文化庁の「本物の舞台芸術体験事業」のツアーで、先月の青森県と北海道に続いて今月は宮城県、岩手県、秋田県を2週間に渡って廻ります。紅葉がきれいな季節になり、仕事ではありますが毎日のドライブが楽しみですね。

新型インフルエンザ(H1N1)が大変流行していますが、昨日の公演先の学校が休校になってしまったために演奏会もキャンセルになってしまいました。ツアー中予期せぬ出来事ですが、休日になったために一度山形に戻る者やそのまま行程を続ける者など、それぞれに時間を過したようです。今日はこれから陸前高田までおよそ70キロの移動です。演奏者の私たちもH1N1に罹らないように気をつけなければいけませんね。

Colored leaves

15、16日と庄内地方に通い、酒田市内で音楽鑑賞教室でした。毎年この時期になると冬を迎える前の道路の補修や橋梁の工事など、山形自動車道や月山道路は片側交互通行の箇所が増えます。待ち時間は10分ほどで、こんなときはエンジンを止めてiPhoneのメールをチェックしたりニュースを見たりしていますが、昨日は何もする事がなくてふと外を見ると、きれいに色づく紅葉が目に入りました。気がつけば10月も半分過ぎ・・・・毎年時間が過ぎてゆくのが早く感じるようになる、と良く言われますが、今年は特にそう感じます。おそらく、超多忙でしかもものすごく不規則な毎日を送っているからなのでしょう・・・毎年繰り返される四季折々の美しい景色をみると、もう少し落ち着いた時間の過ごし方を考えようかと思いますが、それはいつになるのでしょうか・・・(^_^;)

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The YSO Brass Quintet

今日は山響はオフで、金管メンバーで福島県内の小学校で音楽鑑賞教室を行ってきました。金管メンバーでの公演は山形市内のショッピングセンターや8月に開催された文翔館中庭でのコンサートなど、年に数回あります。2000年3月14日には文翔館議場ホールでリサイタルも行い、好評でした。
今日は小学生対象のコンサートで、山響は小学校公演は1時間ですが、今日は休憩込みですが約1時間半のコンサートで、ルネッサンスからジブリまで網羅したプログラムを生徒たちも喜んでくれたようです。ハードなスケジュールの中、私たちも大変な状況でしたが、何とか良い演奏が出来たかなと思っています。こうしたコンサートがきっかけで、オーケストラ本体の公演にも足を運んでくれるようになってくれると嬉しいですね。

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Education

一関から戻り、今日は山形北高音楽科でトランペット専攻生のレッスンでした。1965年に関東以北の公立高校では初めて設置された音楽科である山形北高は、これまでにプロ奏者も数多く輩出しています。山響にも木管、金管、打楽器に一人づつ在籍していますし、都内の老舗オーケストラで首席奏者を努める者やソリストとして活躍している卒業生もいます。
私はここで1987年から講師を務めていて、現在は3名の専攻生を担当しています。普通高校としてのカリキュラムに加えて、多くの専門科目が時間割に盛り込まれていて、専攻楽器の個人レッスンや合奏、ソルフェージュ、ピアノ、声楽、理論なども授業として行われます。
山響からは管、弦、打それぞれから11名の楽員が講師として就任していて、長い間にわたってコラボレーションを保っています。演奏活動に並行しての教育活動は大変ではありますが、次世代の音楽家を育ててゆく事も演奏家としての重要な役割だと思います。

Ichinoseki

山響は連休にも縁がなく、昨日から一関文化センターです。今回は東北電力の主催公演で、およそ20年にわたって続けられている「名曲の夕べ」という演奏会です。この企画は、作曲家の神津善行氏、俳優(大女優!)の中村メイコさんご夫妻えを中心に、神津カンナ、はづきさんのファミリーと和洋さまざまな楽器のソリストをゲストにしたとても楽しい演奏会です。クラシックの名曲はシベリウスの「フィンランディア」のみで、他はガーシュインや神津氏の作曲による音楽物語など、どなたでも親しめる構成になっています。
山響のメンバーも、毎年の神津ファミリーとの仕事を大変楽しみにしており、オーケストラのサウンドもいつもの山響とは違い、リラックスしたカジュアルなサウンドを奏でています。
不況が続くなか、長い間文化をサポートし続けてくれる企業があることは、演奏家、聴衆の双方とって幸福なことですね。

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