今週は昨日のリハーサルに始まり、金曜日までスクールコンサートが9ステージです。今週は群馬交響楽団の第1奏者である太田恭史さんを客演首席にお招きして、私は定位置のセカンドです。太田さんはこれまでにも何度か客演していただいているので、山響にも自然に溶け込んでいます。今週も県内県外と回りますが、どんな演奏になるのか楽しみですね。
equinoctial
「彼岸」は、春分と秋分を中日都市、その前後3日間合わせた7日間の事ですガ、これも仏教としては日本独自のものです。毎年この時期は多忙を極めていて、彼岸らしく過ごすことはなかなか出来ません。先週は彼岸前なのに「お盆前」のような暑さでしたが、急に涼しくなり雨にも恵まれてようやく秋らしくなりました。落ち着いて音楽を楽しむ季節になってきましたね。
Pitch
さて、ピッチの続きでした。アメリカのオーケストラ奏者が演奏するトランペットの音に魅せられた私は、色々なレコードを集め、金管楽器のサウンドを聴きながら、どうしたらあのような音が出るのか悩みながら練習に励んでいました。そうするうちに金管だけでなく木管楽器の音にも国ごとで大きな違いがあることに気が付きました。それは特にオーボエやバスーンなどのダブルリード楽器で顕著で、例えばベルリンフィルとフィラデルフィア管を比べるとまるで別の楽器のように聴こえます。トランペット奏者としてはアドルフ・ハーセスが私にとって最も尊敬する奏者ですが、自由な吹きっぷりでオーケストラに色彩感を与えたフィラデルフィアのギルバート・ジョンソンも大好きで、この二人が子供の頃からの目標になりました。そして、そのフィラデルフィア管弦楽団の木管セクションも大好きになり、当時の首席オーボエ奏者だったジョン・ド・ランシーの演奏からも音楽的なアイディアをたくさん得ました。一方、多くの人が絶賛するベルリンフィルを始めとするドイツ語圏のオーケストラはどうしても管楽器の音が私には抵抗があり、特にロータリートランペットの音が好きになれず、オーボエもヴィブラートがかかりすぎていて甲高く聴こえ、ホルンはトランペットのような明るい音に感じ、どうも好きにはなれませんでした。それと、何と言ってもドイツのオーケストラはピッチが高く、レコードなども最後まで聴いていられなく、自然と敬遠するようになってゆきました。(つづく)
Champions
Pitch
pitch(ピッチ)・・・いわゆる「音律」です。
今週はバロックあり古典ありポピュラー音楽もありで、使用する楽器も3種類になり、プログラムもヘビーな毎日です。!stの席に座るのは今ではほとんどありませんが今週は久々に1stにいます。1990年代はほとんど1stを演奏していましたが、演奏で最も気をつけていたのがピッチを一定に保つことでした。オーケストラを見たことがある方はおわかりでしょうが、チューニングではオーボエがA音を出し、それを基準に全員が自分の楽器を調整します。世界基準の音律は、440ヘルツと決められていますが、実際は国やオーケストラによってかなり異なる状況があります。アメリカとイギリスは440ヘルツを守っていて、ヨーロッパでは地域にもよりますが443〜445ヘルツの場合もあり、日本は442ヘルツが暗黙の(?)基準と言われています。
私は6歳の頃(1965年ころ)からピアノを習い始めましたが、両親が買ってくれた楽器はピアノではなくオルガンでした。ピアノはとても高価だったので私はオルガンでも大喜びで、毎日何時間もオルガンの前で夢中で遊んでいました。ピアノは当時441〜442ヘルツで調律されていたそうですが、家のオルガンは440ヘルツぴったりで(かなり後で調べました)これをおもちゃ代わりにしていた私は「440ヘルツ」の絶対音感を身につける事になります。その後11歳からトランペットを始め、鼓笛隊(古い!)や吹奏楽で合奏を経験するようになると、家のオルガンと全然違うピッチがとにかく気になり、家に帰って練習するときなどはオルガンでチューニングし直し、440ヘルツの世界に一人で浸っていました・・・今から思うとかなり変ですよね・・・また、両親が初めて私のために買ってくれたクラシックのレコードは、カラヤンがイギリスのフィルハーモニア管弦楽団(今でも名門楽団です)を指揮したセットで、これも440ヘルツで演奏されていてとても快い響きに感じました。その後、トランペットにのめり込んでゆくとシカゴ交響楽団首席奏者のアドルフ・ハーセス(在任1948年〜2001年)やフィラデルフィア管弦楽団首席奏者のギルバート・ジョンソン(在任1957年〜1975年)に憧れるようになり、アメリカのオーケストラの響きを好むようになってゆきます・・・(つづく)
Rain
久しぶりの雨です・・・連日猛暑の体育館で演奏していた私たちにとって、蒸し暑さは残るものの、モルトペザンテな日差しがなくなっただけでもありがたい1日です。庄内からの帰りは猛烈な雨が降っていましたが、たまには良いでしょう・・・ただ、今年度は庄内に何度も来ましたが、スクールコンサートの学校別訪問は将来再検討の必要性があると思っています。生徒が喜んでくれるのは嬉しい事ですが、今日も午前中の学校の生徒数は私たちオーケストラの人数とかわらない位でした。少子化も今後進むことでしょうし、時間と労力を使っても演奏会ごとの利益を生み出すことができにくくなってくることは明らかです。コンサートホールや類似の施設でいくつかの学校が合同でコンサートを開催できれば、演奏側も鑑賞側もより良い環境で音楽に接することができます。ホールは平日の日中などは空いていることが多いのですから、可能性はあると思います。山形から庄内を往復すると5時間近くかかってしまいますし、現在では県内の出張で宿泊はまずあり得ません。演奏の質を高いレベルで保ち、よりたくさんの方々に私たちの演奏を聴いていただくためにも、早急に検討を始めたいですね。
working note
Reservation
久しぶりに愛用のVW Golf 6のメンテナンスを受けるためにディーラーのVW山形中央に行き、簡単な点検と整備を受け、待つ間に担当の営業氏から保険の更新についてレクチャーを受け、手続きをしました。メンテナンスはごく単純なもので、昨年4月に納車後今日まで52,000キロ走りましたが、とても好調です。先週はツアーで岩沼から始まり能代までのドライブでしたが、燃費も18k/lをマークするなど、素晴らしいです。先日Golf 7がドイツで発表されましたが、最近はドイツ車もモデルチェンジが早いので、私がGolf 7を手に入れることができるかは微妙かも知れません。(Golf 8ですかね・・・)また、ニューモデル「up!」の国内発売も決まり、アウディやポルシェを傘下に納めるVWグループの勢いはますます強まっていますね。
メンテが終わって、新しいiPhone 5の予約状況を探りにSBMのショップに行きました。14日の予約受け付け開始直後には予約受付が2時間待だったそうですが、今日はいくぶん落ち着いていました。それでもショップのお客さんのほとんどはiPhone 5の予約に来た方で、新型への期待の高さが覗えました。私も早速予約を入れ、21日の発売日を待つことにしました。(今月中に届けば早いほうかな・・・)やはりApple製品のデザインとユーザーインターフェイスは素晴らしいですね。最近のVWデザインにもそうした魅力があると思います。
Lesson
合宿から戻って自宅でレッスンです。長く教えている山形北高音楽科は、授業の中に個人レッスンが組み込まれていますが、通常の時間割の中にレッスンがあるので、山響のスケジュールと重なることがほとんどでレッスンは放課後か休日を使っています。学校がもう少し遅くまで開いていると良いのですが、リーハーサルや本番が終わってからのレッスンになることも多く、今月も本当の休日は1日もありません・・・そうはいっても教育活動は演奏家として重要な事なので自分の時間を削っても責任を持って行わなければなりません。レッスンをすることで自分でも演奏のポイントなど、大切なことをあらためて思い出すことも多く、やはり貴重な時間であると言えるでしょう。
Camp
ツアーから戻って荷物を入れ替え、今日から明日まで山形市役所ウィンドアンサンブルの強化練習のための合宿です。この楽団で私は1999年から常任指揮者を務めていて、2004、2005年には吹奏楽コンクール職場の部で全国大会にも出場した事があります。現在は職場の部は一般の部に統合され、私たちも出場しなくなりましたが演奏活動は大小様々に行っています。今回はこれから12月までの間に数回あるコンサートのために集中して練習するために、久しぶりの合宿です。しっかり練習して夜は飲み会!これも楽しみですね!