昨日の北高生によるコンサートは、みんな集中力に富んだ若々しい立派な演奏でした。これから受験に向けてさらに頑張ってほしいですね。
さて、今日は朝から忙しく、9時からFM山形で収録です。今回は22日と29日に放送する分を収録しました。22日は山響ファゴット奏者の高橋あけみさんがゲストです。楽しいトークが盛りだくさんなので、ぜひ聴いて下さい。収録の後は事務局に戻り仕事をして、夕方からは文翔館で開催された山響首席オーボエの佐藤さんと首席ホルン奏者の八木さんのジョイントリサイタルを聴きに行ってきました。ふたりとも立派な素晴らしい演奏で、同じ演奏家としてインスパイアされるものがありました。自分も元気でいるうちにリサイタルをやっておきたいと思いました…明日からは定期のリハーサルです。久しぶりの黒岩先生との音楽創りが楽しみです。
今日は山形テルサで、山形北高音楽科の3年生による「ソロとアンサンブルによる演奏会」の本番です。昨年秋から演目を決め、それぞれが今日の本番に向けて練習を重ねてきました。先ほどゲネプロが終わり、あとは18時からの本番を待つだけです。今年の3年生は17人しか在籍していなく、定員の40人いっぱいだった頃に比べて半分ほどの時間で終わってしまいますが、演奏の質が下がったわけではありません。私の生徒もソロで演奏しますが、ゲネプロでは緊張でいっぱいでしたが、きっと本番ではがんばってくれるでしょう。期待(と緊張)しながら席で見守りたいと思います。
今日は午前中にレッスンが一件あったのみで、あとは久しぶりのオヤスミです。冬服や靴を収納したり、時間がなくて返信できない個人的なメールを見たりしていましたが、クルマの春仕度(夏タイヤへの交換)はできませんでした。
午後からは近くの七日町に出かけ、春の風にあたってきましたが、ここは昔から「なぬかまち」と呼ばれています。「なのかまち」だと思っていたら実は違うんですね…報道関係でも「なぬかまち」と読んでいますし、文字変換でもそうなります。なぜそうなのかはわかりませんが、全国的にも「ぬ」が元々の言い方のようです。歴史の謎なのでしょうか…
全国31のプロオーケストラにより構成されている「社団法人 日本オーケストラ連盟」では、毎年3月31日を「オーケストラの日」と定め、全国一斉にイベントを開催しています。山響でも全国の楽団と歩調を合わせ、毎年同じ時期に開催しています。昨年度も3月末に開催する予定でしたが、3月31日が宮城県美里町での第9公演だったため、4月の新年度に入ってしまいましたが本日の開催となりました。「オーケストラ探検」「楽器体験コーナー」など、盛りだくさんのイベントと、夕方からはコンサートも開催され、家族連れを中心に多くのお客様が「オーケストラによるテーマパーク」を楽しんでいただけたようです。コンサートではファゴットがクローズアップされ、高橋あけみさんの独奏によるウェーバーの協奏曲や、鷲尾俊也さんのコントラファゴット独奏によるラヴェルのマ・メール・ロアなど、普段接することの少ない曲も演奏され、好評でした。今年度のイベントは11月定期の期間中に、山響40周年記念の「ファン感謝デー」として開催される予定です。こちらも楽しみにしていて下さいね!
リハーサルや打ち合わせなどのことを「仕込み」と言いますが(洋楽の世界よりも演劇や舞台ですかね・・・)、適当な英語が見つかりません。Preparationsも本来は「準備」ですよね・・・
今日は久しぶりの山形市民会館です。明日に迫った「オーケストラの日」のリハーサルです。今年は7月の第222回定期演奏会がこの会場で行われる予定で、仙台フィルとの合同演奏により、マーラーの交響曲第二番「復活」が演奏されます。先日も書いたように、この曲はおよそ220人ほどが舞台に上がるため、山形テルサや山形県民会館ではステージが狭く、セッティングが出来ません。この市民会館が山形市内では最も舞台面積が大きく、マーラーも何とか演奏できます。今日のリハーサルは「8型」と呼ばれる編成で、弦楽器が8-8-8-6-4-3の編成で「モーツァルト定期」の編成とほぼ同じです。(ちなみに、マーラーは「16型」で、16-14-12-10-8です。)客席後方からステージを望むと編成が少ないので舞台がスカスカに見えます・・・この人数だと「Preparations」も楽そうですが、7月はいったいどうなるのでしょうか・・・
今月の山響はリハーサルと本番が合計で11日で、目の回る忙しさだった2月と3月とのギャップが激しいものの、つかの間のお休みモードです。GMとしては新たな事務局で進める仕事がたくさんありますが、生徒のレッスンや山響以外のリハーサルや本番も今月はいくつか重要なものもあります。
もう20年以上講師としてレッスンに通っている山形北高音楽科では、17年前から4月に新3年生が全員出演する「ソロとアンサンブルによる演奏会」が開かれていて、今年も来週月曜日の16日の18時から山形テルサで行われます。音楽科では6月に定期演奏会がありますが、今月の「ソロアン」とよばれる演奏会では3年生が各自のソロやユニットごとのアンサンブルで研鑽の成果を披露します。私の生徒もトランペットソロで出演しますが、高校2年の秋頃からこの演奏会までの間にたくさんの練習を積み、大きく成長することができました。自分を振り返っても、高校時代は音大進学を目指して必死に練習していた事を思い出します。多様な価値観がある現代ですが、音楽を通しての自己表現という目標は私たち音楽に携わる者にとって普遍的なものです。生徒のレッスンをしながら、自己を省み、さらに前進するという心が大事だと感じました。
今日は事務仕事を午後までこなし、ステージマネージャーの大塚さん2人で仙台フィルの事務局に行き、7月に予定されている山響/仙台フィル合同演奏会の打ち合わせをして来ました。山響、仙台フィルとも長い歴史を持ちながら、合同での公演を行った事はごく一部を除いてはなく、今回のような大掛かりな公演は初めての事です。
マーラーの交響曲第二番「復活」は、弦楽器奏者だけで60名、木管楽器が19名、金管が23名、ティンパニを含む打楽器が7名、ハープが2名、オルガンの合計109名になります。そして100名の合唱と2人のソリストも加わり、指揮者も含めて212名がステージに上がるという、極めて大編成な楽曲です。会場が山形市民会館となっているのは、この人数をステージに乗せる事ができるのはここしか無いためで、しかもステージ全面に張り出しを作らなければなりません…
打ち合わせはリハーサルの設定や奏者の配置など、多岐に渡るもので、2つのオーケストラの規則なども異なることから、その調整も含まれます。これからもさまざまなミーティングを重ねて、初日のリハーサルまでに環境を整えてゆきますが、仙台フィルは素晴らしいオーケストラですし、スタッフにも優れた人材が豊富なので、今後の共同作業がとても楽しみです!
4月に入ったと思ったらもう10日です…さすがに雪は降らなくなりましたが、黄砂が酷いですね…車が黄色くなっています。そろそろ夏タイヤに替えても良いですね。
今日の午前中は山響事務局の定例会議です。毎週火曜日に行われる事が多く、それぞれの担当からの報告と、今後の仕事について議論と確認をしてゆきます。私もゼネラルマネジャーとしてすべての事項に関与していますが、困難な状況を改善し、オーケストラを好転させてゆくのは大変ではありますが、演奏と同じくらいやりがいのある仕事です。今年は楽団創立40年…より良いオーケストラを目指し、頑張ってゆきたいですね。
8日にアルチュニアンのトランペット協奏曲のことを書いたばかりでしたが、アルチュニアン氏は3月28日に亡くなっていたんですね・・・ITG(国際トランペット協会)のレポートで知りました・・・残念です。ご冥福をお祈りいたします。以下はITGの記事です。
News From The Trumpet World
In Memoriam: Alexander Arutiunian (1920-2012)
Alexander Arutiunian, best known to trumpeters for his Concerto for Trumpet written in 1950, passed away on March 28, 2012.
In 1948, the Armenian composer Arutiunian won the Stalin Prize for his cantata Motherland, beating Dmitri Shostakovich to the award. He also was named a People’s Artist of the USSR in 1970, received the Armenian SSR honorary title in 1964, the Aram Khachaturian Prize in 1986, and most recently the St. Sakah and St. Mesrop Order by Holy Etchmiadzin in 2004. Arutiunian’s most recent work was a flute concerto written last year.
毎年4月は常任指揮者を務める「けやきの森ブリティッシュブラス 」の春の定期公演があります。今年は4月30日に山形テルサのアプローズという小ホールで14時開演です。今日はそのためのリハーサルが上山でありました。指揮の仕事をするようになって15年近く経ちますが、楽器と同じく毎日が勉強です。最近は目が悪くなって、スコアを見間違えたりする事が増えてきたのでしっかり暗譜していないとダメですね・・・特にブリティッシュバンドのスコアはオーケストラ用のスコアよりもサイズが小さく、音符や記号なども細かく書いてあり、読むのが大変です・・・今回のコンサートは難しい曲が多く、これまでにないチャレンジですが、みんなとてもがんばっています。4月30日はぜひ山形テルサにお越し下さい!きっとお楽しみいただけると思います!
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