今日から、文化庁の「次代を担う子供の文化芸術体験事業」公演のツアーが始まりました。今回は7日から10日まで福島県、埼玉県を、21日から23日まで福島県、栃木県を、そして28日から3月2日まで埼玉県を合計11公演行います。9月から10月にかけてもおよそ20公演ほどあったので、今年度はスクールコンサートの30%ほどが文化庁公演になりました。
連日続いていた寒波も、5日から緩み始め、7日は気温も高くて融けた雪で足を取られ、固まった雪に比べて徒歩もドライブもとても困難です。公演の移動は基本的に公共交通機関ですが、私は今日の福島県伊達町の公演後、FM山形での収録があるために自家用車で山形に戻り、夜遅くにさいたま市に着きました。久しぶりの高速道路のロングドライブは快適で、ボコボコの道を走らされたGolfは元気を取り戻したように快調に走っていました。
この写真は校庭に設置された放射線を測定するための線量計です。数字がわかりにくいかも知れませんが、0.194マイクロシーベルトを示しています・・・
昨日からようやく気温が上がり、雪も少しずつ収まり始めています。しかし除雪がまだまだ不十分なので、幹線道路以外はボコボコになった道をぎくしゃくしながら走るのがやっとで、本当に疲れます・・・
少し遅れましたが、2月4日は「立春」です。そういえば気がつきませんでしたが、少しずつ日が長くなって来たように思います。今日も16時過ぎでまだ明るかったですし、昼間晴れたときなどには、風のにおいが少しだけ暖かく感じることもあります。だけど今週末からまた寒波だそうで、連休はまたまた大雪かも知れません。春が見えてくるのはまだ先、という事でしょうか・・・
モーツァルト定期の二日目は村山市民会館です。私は今日はお休みをいただいていますが、この会場も思い出深い場所です・・・
村川千秋さんが音楽監督・常任指揮者だった頃は、かならず「村山定期演奏会」として毎年定期演奏会のプログラムを翌日に持ってくることが常でした。ホールは大きくはないのですが、ショスタコーヴィチの5番(1985年)マーラーの1番(1992年)など、大編成のプログラムもしばしば演奏したものです。また、1995年からは毎年1曲ずつシベリウスの交響曲を取り上げ、2001年まで連続して全交響曲と管弦楽曲、協奏曲などを演奏しました。1998年の第4番や2001年の第7番などは東京でも演奏し、村川さんの芸術の集大成と言える演奏が絶賛されました。今年も12月の定期には再び山響の指揮台に村川さんは登場します。第200回定期の「カレリア組曲」の演奏はまだ記憶に新しいですが、それを上回る演奏が期待されます。考えるだけでワクワクしてきますね!
昨日は少し雪が収まり、少しですが晴れ間ものぞき、豪雪も収束の期待が・・・甘かったです。今日も朝から大雪で、よくもまあ、こんなに降るものだとあきれかえっています。
今日は本番、ゲネプロで細部を調整し、収録もすべてOK! あとは本番に向けテンションをどうコントロールするかです。私はGMとして事務局スタッフと共にお客様をお迎えする準備をし、同時にスタッフの仕事ぶりを観察します。これまではステージ以外のことはスタッフに任せっきりでしたが、開演前の大切な仕事のプロフェッショナルであるスタッフは、やはりロビーやホワイエでてきぱきと動き回ります。私は直接細かな仕事をする立場ではありませんが、全体を見渡してみんなの仕事がスムーズに行くよう、気を配らなければなりません。
楽団員のみんなは、それぞれ休憩するもの、外出するもの、楽屋で眠る者など、さまざまに本番までの時を過ごします。
本番は雪の影響で、客足は若干鈍りましたが、モーツァルトの初期の交響曲をオリジナル楽器で聴けることはほとんどなく、みんなのコンディションも良かったことからモーツァルト定期としてはこれまででも最高レベルの演奏だったのではないでしょうか。特にヤンネさんの協奏曲は、私は2階最後列で聴いていましたが本当に素晴らしい音楽と音色でした。こんなミュージシャンを擁する山響は幸運ですね・・・私はテルサになってから初めて客席で山響を聴きました。ステージで聴く響きとは全く違い、まとまりがありながらも個々の音色がきちんと細かく聴こえて、新しい発見がありました。明日は村山市民会館で同じプログラムです。私たちにとっては村川千秋氏の「聖地」とも言えるこの場所で、リニューアルした山響を一人でも多くの方に聴いていただき、飯森さんの演奏から村川さんの夢見た理想の一つを見つけて感じていただければ、こんなに嬉しいことはありません。
今日から山形テルサに会場を移してリハーサルです。このプロジェクトは全部の演奏会を録音することになっているので、今回もオクタヴィアレコードのディレクターである松田さんが機材をホールに持ち込んで早くからセッティングしています。松田さんの鋭い耳は、楽員をして「影の音楽監督」と言わしめるほどの凄い感覚で、ヨーロッパを中心にさまざまなレコーディングを行ったその優れた手腕は楽員からも絶大な信頼を寄せられています。
私は前にも書いたように、今回は出番がない「降り番」なので、ホールの客席でリハーサルを聴きながら、オーケストラの響きに注意し、個々のコンディションや演奏の仕上がり具合を吟味しています。といっても、そんなシビアなものではなく、普段は聴けない同僚たちの素晴らしい音楽を楽しむと言った方が良いですよね。14番、18番のシンフォニーも素晴らしい演奏ですが、今回の白眉はなんと言っても舘野ヤンネさんの独奏によるヴァイオリン協奏曲第三番です。甘く優しい彼独特の響きがホールの空気とオーケストラの雰囲気を暖かなものに変えてゆく様は、これぞモーツァルト演奏の理想と言っても過言ではありません。明日の本番が楽しみです!
ものすごい雪です!車は完全に雪で覆われて、動かせません。今日は朝からリハーサルと午後からフルートのオーディションですが、みんな会場まで辿りつけるのでしょうか…30年近く山形に住んでいますが、ここまで凄い雪は初めてです。実家の名寄市にいるようです…
山響が8年かけてモーツァルトの交響曲を全曲演奏し、収録も行う「アマデウスへの旅」も、第5年度の最終回を迎えました。通算で15回目となる今回は、交響曲第14番、18番の初期の曲と、有名なヴァイオリン協奏曲第3番を、山響首席第2ヴァイオリン奏者の舘野ヤンネさんの独奏でお送りします。今日はリハーサルの初日でしたが、私は楽器を持たずにリハーサル会場の文翔館へ・・・今回、トランペットは待望の「降り番」つまり出番がない・・・そう、出演しません\(^_^)/他にもクラリネット、ティンパニと打楽器、トロンボーン、ファゴットが一人の合計11人が「降り番」なのです。私はゼネラルマネージャーとしての仕事があるため、ほとんど毎日リハーサル会場に行きますが、演奏しない定期演奏会はめったになく、本番を客席で聴くことが今からとても楽しみです。今年に入ってからは大きな編成の演奏会が多かったですが、モーツァルトの清楚な響きはやはり美しいですね。トランペットやティンパニの入っていないピュアなサウンドを当日はぜひお楽しみ下さい!!
今日も寒いです…日本海側は大変な事になっています。
午後からは山形北高でレッスンの予定でしたが、大雪のため早期下校の措置がとられ、休講になってしまいました。明日からはモーツァルト定期のリハーサルが始まりますが、今日の時点でJRのダイヤが乱れていて、飯森さんとエキストラの皆さんが無事に山形まで到着できるか見通しが立ちません。東北新幹線で仙台まで来てもらい、事務局がマイクロバスで送迎する事になりそうです。
MUJ(日本音楽家ユニオン)は個人加盟の職能労働組合です。労働組合にはいくつか種類があり、「単組(たんそ)」と呼ばれる会社単位の組合と、業種別の組合(自動車労連とか金属労協など)に分かれます。MUJの場合は業種別の組合で(ユニオン、と呼ばれる組合は業種別、産業別の組合を指すことが多いです)オーケストラ協議会はMUJに加盟するオーケストラユニオンによる内部組織で、山響のユニオンもオーケストラ協議会を構成する一つです。
今日はその山響ユニオンが毎年一度開催する定期総会でした。活動は労働条件や環境改善、行政対策など多岐にわたり、演奏を行いながら定期的に会議を開き、オーケストラの発展のために運動しています。ユニオンや組合の力が弱くなっていると言われて久しいですが、音楽の世界では未だ達成されていないことも多く、音楽家が結束して社会的な活動を続ける必要があると思いますし、文化活動を自らの手で守り発展させるという自覚を持ち、芸術活動に携わることが重要であると考えます。不況や震災で、文化活動を続ける事への是非が論じられているほか、オーケストラへの助成は必要ないという無理解を示す政治家が一部にいることは残念ですが、良い演奏を行いながら社会活動も強めてゆく必要性は、やはり大きなものだと思います。
今日もまた雪・・・真冬日が続きますね・・・昨日の宴会のあとは久しぶりに爆睡したせいか、早く目が覚めました。朝食前に温泉に入り、しばらくボーっとしているとまた眠りそうになります。山形に暮らすようになって30年近く経ちますが、赤湯温泉に来たのはこれが初めてです。大浴場の露天風呂は雪を見ながらゆっくり暖まることができ、最高の気分です。泉質は「赤湯」といわれるほど赤くはなく、蔵王の硫黄泉に比べても軽めで肌に優しく感じます。温泉街の雰囲気も肘折や銀山を小さくしたような感じで、どことなく昭和の雰囲気が漂います。蔵王や上山も素晴らしいですが、赤湯温泉もオススメです。ぜひ一度お試し下さい。
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