Coronation

モーツァルト定期、終了しました・・・最近では1番の客入りだったのではないでしょうか。震災後はどのオーケストラもチケットのセールスに苦労していて、今回も6月初旬までは今一つの売れ行きでしたが、一週間ほど前から売れ出しはじめ、ほぼ満員のお客様の前で演奏ができた事とをとても嬉しく思います。昨日は何と言ってもソリストの清塚信也さんの素晴らしさに尽きますね。繊細な音色と生き生きとした音楽は、聴衆だけでなく私たちオーケストラをもすっかり魅了してしまいました・・・第1楽章が終ったところで「ブラボー」と大きな拍手が出たのには驚きましたが、それだけ演奏が素晴らしかったということでしょう。この。「アマデウスへの旅」も第5年を迎え、折り返し地点に到達しました。まだまだたくさん曲が残っていますが、今回のように素晴らしソリストが加わると楽しさもひとしおです。ゴールまであと4年、良い演奏会を重ねていきたいですね!

Unknown

Generalprobe

「ゲネプロ」と呼ばれる本番当日のリハーサルを終えて、一度帰宅しました。ここで気持ちをリセットし、一度音楽の事は忘れます。一休みした後でシャワーを浴び、着替えなどの身支度を整え、本番1時間前ほどに再びホールに入ります。本番までの過ごし方にはメンバーによってさまざまなスタイルがありますが、私はできるだけ1人でいるのが好きなので、すぐに会場を出て気分転換することが多いです。今日は未明の激しい雨も午後にはすっかりあがり、今はとても良い天気です。今日もたくさんのお客様にモーツァルトを楽しんでいただければ幸いですね!

mozart_rosa1770(この写真は、今日演奏する2曲の交響曲を作曲した頃、1770年前後のモーツァルトです)

on rehersal

今日から本番会場の山形テルサでリハーサルです。モーツァルト定期では編成も小さく、ステージにはひな段もない事から、弦楽器の響きが床を伝わってダイレクトに感じられます。ピアノ協奏曲ではソリストの微細なタッチがとても美しく、弦楽器の響きと溶け合う瞬間は本当に素晴らしいです…

(写真はステージ上の自分の席です)

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on tour “Amadeus”

リハーサル二日目、若き日のモーツァルトが記した楽譜が、新しい音楽のように生き生きとした響きになって文翔館議場ホールに舞っています。古典派時代、ハイドンやベートーベンなど大作曲家が活躍し、多くの作品が時を越えて演奏されていますが、特にモーツァルトの音楽は何度演奏してもいつも新鮮な魅力に溢れています。トランペット奏者としては出番は多くありませんが、休みの楽章でもオーケストラの中にいて演奏を聴けるなんて、考えてみれば幸せなことですね。

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Mozart

今年度最初の「アマデウスへの旅」モーツァルト定期のリハーサルがはじまりました。今回は初期の交響曲と「戴冠式」と呼ばれるピアノ協奏曲、そし映画「アマデウス」の冒頭で使われ、広く知られるようになった交響曲第25番を演奏します。トランペットの出番はピアノ協奏曲のみで、リハーサルも多くありませんが、十分に楽器を吹きこなしておかなければコンディションを保つ事が難しくなります。楽器は例によってナチュラルトランペットですが、昨年末からオリジナルに近い大型のマウスピースを入手して、響きにより深みを加える事が可能になりました。専門的な話になりますが、モダントランペットのマウスピースは内径が17ミリほどですが、ナチュラルトランペットのマウスピースは21ミリと大きく、楽器自体もモダンより長さがあるためにとても響きの良い音がします。本番は11日の16時から山形テルサです。ナチュラルトランペットやナチュラルホルン(名人芸です!)の響きとともに、アマデウスの世界をぜひご体験ください。

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Debussy&Wagner

山形北高音楽科第45回定期演奏会が盛況のうちに終了しました。ソロで出演した生徒も、合唱も素晴らしい演奏で、オーケストラも難しい2曲を見事に演奏しました。生徒たちは一年生として入学して来た頃に比べ、人間的にも音楽的にもさまざまな経験を積みながら大きく成長し、その姿は聴衆として客席で演奏を見守った家族の皆さんにとっても大きな感動だったのではないでしょうか。講師として指導に当たって来た私たち山響のメンバーにとっても、素晴らしい演奏会でした。(写真は終演後のバックステージでの今年のセクションです)

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Early summer

よく晴れた気持ちの良い一日でした。午前、午後と白鷹町で中学校での音楽鑑賞教室を終え、明日に迫った山形北高音楽科の定期演奏会のリハーサルに参加するために山形北高へ向かいます。北高音楽科がオーケストラを授業で採り上げるようになって、長くなりますが、管弦打の専攻生以外にもピアノや声楽の生徒たちも慣れない楽器を手にしながらも懸命に練習してくれます。近年は大曲を多く採り上げていて、「展覧会の絵」や「火の鳥」など、山響でもそれほど演奏回数が多くない曲にもチャレンジしていて、大きな成果をあげています。明日はドビュッシーの「小組曲」とワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲を演奏します。講師を務める私たち山響のメンバーも演奏に参加し、生徒と共に良い演奏を創るよう、集中して臨みますので、ぜひ18時から山形テルサに起こしください!

Akita

昨日はこのessayを書いたあと、秋田の舎弟(名前も同じ「ヒロシ」です)と、長年の友人で吹奏楽界の重鎮である某氏と三人で、秋田市一番の繁華街である「川反(かわばた)」へ繰り出し、久しぶりの秋田の夜を楽しみました。残念ながら山形にはないビアホールや、秋田に行くと必ず寄るお店では、山形での夜とは違った楽しみがあります。仕事の事を忘れて、心の底から笑う事も時には大切です。

今日のレッスンも素直で真剣な生徒たちだったので、こちらも楽しみながらレッスンする事ができました。指導するというより、一緒に練習するような感じです…自分も生徒たちとたくさん吹いたので、コンディションも良くなりました。明日からの仕事もうまく行きそうです。

Route 7

週末は休養・・・といきたいところですが、午前中は鶴岡市の隣、三川町の三川中学校で地域の学校を対象とした合同クリニックでおよそ20名の中学生をレッスンしました。このクリニックは、昨年秋まで山響に在籍していて、今は地元の庄内地方を中心に演奏や指導に幅広く活躍されているクラリネット奏者の牧 慎一さんの企画によるもので、山響からは首席ホルンの八木健史さんも講師として指導にあたりました。先日放映された「秘密のケンミンSHOW」でも山形県についての話題が取り上げられていましたが、内陸と庄内ではまるで違う県のように生活や文化が異なります。また、置賜(おきたま、おいたま)と呼ばれる県南部や、最上(もがみ)と呼ばれる県北部も独特の個性を持っています。それぞれの4つの地域では使われる方言も異なりますし、日本海側は海運を通じて関西地方との関わりも古く、方言や習慣に関西の影響をうかがう事もできます。

今日のレッスンはそんな庄内地方の中学生で、最初は緊張してワニって(内陸の方言で「人見知りする」)いましたが、慣れてくると内陸の子供たちよりも反応が早いです。僅か2時間半のレッスンでしたが、基礎奏法を中心とした練習の大切さをわかってくれたようです。

レッスン終了後は国道7号線を北上し、明日のクリニックのために秋田市に宿泊します。ここは庄内地方よりもさらにパワフルな土地で、吹奏楽では全国的な名門校がたくさんあります。久しぶりの秋田市でのクリニックですが、生徒たちの成長を見るのが楽しみです・・・今夜はこれから秋田での友人達とお酒のクリニックです(^O^)

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Comfortable day

約10日間にわたって私の体に取り憑いた腰痛も、ようやくほとんど治まり、久々に快適な一日を過ごしました。とはいえ、数種類の薬をもうしばらく服用しなければならなく、完治までには少し時間が必要です。症状がひどい時は朝、布団から起き上がれない、顔を洗えない(いわゆる「前屈」が全くできない)靴下や靴が履けない、咳やクシャミをすると激痛が走る…という非常に情けない状況にありました。今も少し違和感がありますが、少し前よりはるかにまともです。明日、明後日は仕事で遠出ですが、症状が後退しないよう、気をつけたいですね。