7月10日から始まったワークショップの旅も、今月分は今日の気仙沼市内で終了です。昨日、札幌から仙台空港に下り立った時には、30度以上の熱気に少々げんなりしたものですが、めげずに気仙沼目指して再び爆走(!)でした。
気仙沼には山響の公演で数回訪れた事がありますが、宮城県の中では交通の便が良くなく、車が最も利便性が高いものの、すべての人たちが車を運転できるわけでもなく、公共交通機関の充実がやはり必要です。反面、穏やかな海を望む静かな町並みは、人々の往来が激しくない事と無関係ではなく、街の空気や雰囲気を保つことと、利便性を高める事を併せてゆくことの難しさを感じます。
今日のワークショップは、市内の2校の中学校で午前、午後と行われ、暑い体育館の中、生徒達は楽しんでくれたと思います。こうした小さなとりくみが、音楽の楽しさを少しずつ広げてゆくのでしょうね。
週末はレッスンやクリニックのラッシュをこなし、以前に譜読みをして寝かせておいたブルックナーとバルトークをさらい改めて、定期に臨みます。
「熱帯夜のブルックナー」、これも山響だけでしか聴けないと思います。どんなサウンドになるか、楽しみです。