Bruckner〜Bartok

皆既日食は山形ではごく一部だったようで、街中が暗くなるのかと期待していましたが、もとより曇り空だったこともあり、期待外れの午前中でした。
文翔館でのリハーサルは、徐々に音楽の流れが(監督はよく「方向性」という言葉を使います。その通りですね)できつつあり、同じブルックナーでも第4番のような解りやすい曲とは言えない第3番が、しだいにその形を現し始めています。しかし、スコア通りの管楽器に比べて、わずか34人の弦楽器は、一人一人が120%の音量を出してもどうにも響きが少ないと私は感じます。もう少し余裕のある人数で、楽に響くサウンドを出す方が、全体の響きも美しくなると思うのですが・・・。明日もリハーサルなので、もう少し様子を見て考えてみたいです。

バルトークのソリストの清水直子さんとは、今日から合わせですが、素晴らしいヴィオラ奏者であり、音楽家です! これほど多彩な表現力と、テクニックがあるヴィオラは初めてです。オーケストラの首席奏者としても、さまざまな指揮者や同僚の首席奏者達と音楽で多くの対話を重ねてきた事が伝わってきます。短い時間でしたが、音楽的にとても充実した時間でした。明日がますます楽しみです!