昨日はテルサに会場を移してリハーサル3日目でした。村川氏の音楽はどこまでも美しく透明で、「カレリア」の第2楽章は一面真っ白な大地を北欧の太陽が照らし、空気がきらきらと光る光景が浮かぶようです。この美しい叙情は言葉では表す事ができません・・・・。「シベリウスチクルス」として毎冬の定期でシベリウスを取り上げていた頃よりもグレードアップしたオーケストラの響き・・・それは村川氏によって創り出され、黒岩氏が熱い魂を入れ込み、飯森氏によってさらなる躍動感と柔軟性を与えられ、発展してきた響きですが、今もなお山響の響きの芯として村川氏の音がしっかりと残っている事をあらためて感じます。きっと今夜は感動的な時を過す事ができるでしょう。