The 200 anniversary Ⅰ

初日が終わりました。1席も空席の無い会場から伝わる熱い期待・・・そして4人のマエストロとオーケストラが奏でた響きは深い感動を呼びました。
黒岩氏のまさに入魂のワーグナー・・最終部の金管はオルガンのような響きを出し、私の後列のトロンボーン、チューバのサウンドは神々しさにあふれたもので、これこそワーグナーの響きでした。工藤氏の精緻で透明な音楽創りも、佐藤敏直氏の作品を再創造したかのようでした。そして村川氏のシベリウス・・・山響が奏でた最も美しい響きではなかったでしょうか。彼は演奏後のインタビューで「皆さんにありがとうと言いたかった」と聴衆に語りかけましたが、私たち楽員も「ありがとう」の気持ちを込めて演奏していました。最後は飯森氏がストラビンスキーを鮮やかに決め、素晴らしい演奏会を見事に締めくくりました。明日の2日目もさらに素晴らしい響きがテルサホールに響きわたる事でしょう!

「The 200 anniversary Ⅰ」への4件のフィードバック

  1. なんか、感慨深いですね。
    聴きに行きたかったです。
    200回おめでとうございます!

  2. 昨日はすばらしい演奏をありがとうございました。

    4人の指揮者の個性あふれる豊かな表現、山響の響きに感動しました。
    それぞれの曲を深く理解しているからこその響き。情熱、繊細などの他にシベリウスの響きは、透明で無垢な魂のように感じました。正直、村川氏は昔「どうかな・・・」と思うところがありましたが、昨日の演奏は音楽に、そして山響に対する愛情を感じました。年齢を重ねた、色々なことを経験した彼だからこそ、今できる演奏だったのだと感じ、涙があふれてきました。本当に美しかったです。

    小さな時から、当たり前のように音楽教室を聴いてきましたが、それがいかに恵まれた環境だったか!この心の栄養になる素晴らしい財産としての山響を誇りに思います。これからも子供達に、そして私達に「音楽の美しさ、楽しさ、素晴らしさ」を教えてくださいね。

  3. haruさま
    ご無沙汰です。井上君が入団する前後、毎週のように手伝っていただいた事を思い出します。定期にもたくさん乗ってもらったよね。また一緒に演奏したいです。

  4. chikakoさま
    ご来場ありがとうございました。来て下さったお客様も皆さん同じ気持ちではと思います。今の私たちがさらに山響を発展させられるようにがんばります。

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