Yokohama

今日の関東地方はとても良い天気で、山形の10月初旬のようです。ドライブも心地よく、湘南の風を感じながら駆け抜けるように走る・・・・
といっても、遊びにきている訳ではありません。今日は横浜市内で神奈川フィルハーモニー管弦楽団のユニオンの総会があり、私はオーケストラ協議会の議長として来賓で参加するために来ています。日本のオーケストラはどこも財政的な問題を抱えていて、政府の文化施策が充分なものでないことも相まって危機的状況を迎えているといっても過言ではありません。神奈川フィルハーモニー管弦楽団はもちろん素晴らしいオーケストラですが、その将来をより優れたものにするために楽団員は真剣な議論を重ねています。彼らの環境が少しでも改善されるよう、また日本のオーケストラ界がこれからも発展し続けてゆくよう、業界が一体となった取り組みが求められています。

Kesennuma

11月23日は私の51回目の誕生日でした…年を追うごとに時の流れが早く感じられるのはなぜでしょうか…でも、たくさんの方々からお祝いのメールをいただき、嬉しく思います。

今回は東北電力主催のスクールコンサートのツアーで、岩手県田野畑村と宮城県気仙沼市での公演です。スクールコンサートとしてのツアーは今年度最終になりますが、今年ほどたくさん移動した事はなかったように思います。事故やトラブルもなく仕事ができた事はとても素晴らしいですね。このあとは県内のスクールコンサートが少し残っていて、12月を迎えます。

La voix humaine

第208回定期公演が終了しました。色彩感と躍動感にあふれたイベール、それぞれの美しい光景が浮かぶようなミヨー、そしてとても厳しく重いテキストを極限の緊迫感で表現したプーランク・・・オーケストラのサウンド(この場合は、フランス語で「ソノリテ」でしょうね)も洗練を増し、特にプーランクの演奏は日本のオーケストラとしては最高度の演奏だったと思います。それにしても、中丸三千繪さん恐るべし!これこそ真のアーティストですね。

ちょうど一年前の今日は、記念すべき第200回定期公演でした。4人の指揮者、とりわけ村川先生の素晴らしいサウンドは今も鮮明に耳に残っています。今回の定期では2011〜12年のシーズンのプログラムが発表されましたが、これから山響がどのように変化してゆくか、当事者としてもとても楽しみです。

今日はゆっくり目を覚まし、現在継続している歯科治療のためクリニックに行き、ドリルの音を聞きながらも眠りそうでした。古くなった何本かの銀歯とインレーをセラミック製の歯に交換する手技を施していただき、咀嚼の機能も向上しましたが審美的にもバリューアップです。もうしばらく通院しなければなりませんが、歯と歯茎はプロ管楽器奏者にとっては楽器の一部のようなものですから、大切にしたいものです。夕方からは高校生の個人レッスンと山形市役所ウィンドアンサンブルのリハーサルを指揮して今日は「閉店」です。

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Poulenc

三日間のリハーサルが終わりました。どれも良い仕上がりですが、プーランクの問題作とも言えるモノドラマ「人間の声」は、中丸三千繪さんの鬼気迫る迫真のパフォーマンスが必見です。今回は今年度の山響定期公演の中でも最も個性的なプログラムです。是非とも多くの方にご来場いただき、緊迫した時間を共有したいと思います。

Rehearsal

昨日は私が常任指揮者を務めている山形市役所ウィンドアンサンブルの「ふれあいコンサート」が山形テルサで行われました。このコンサートは山形市内の保育園児を対象として長年続けられているもので、アニメ音楽や童謡、そしてAKB48の音楽までたくさんのレパートリーを演奏し、子供たちは大喜びでした。また、山響からも3名の賛助出演もあり、プロアマのコラボレーションという面からも有意義なコンサートでした。

今日からは週末に迫った山響定期公演のリハーサルです。今回はオールフランスプログラムで、イベール、ミヨー、プーランクのそれぞれ個性ゆたかな音楽を取り上げます。本番は20日19時、21日16時で両日とも山形テルサです。色彩感に溢れる演奏にぜひご期待下さい!

Ohishida

今日は七五三ですね。毎年この時期は初雪が降りそうで、ドライバーの皆さんはタイヤ交換の時期を判断するのを悩むようです。

山形の紅葉も終わりに向かう中、今日は大石田町でのコンサートです。ここは山形市から北に約1時間ほどの町で、山響が創立した頃からコンサートを続けて下さっています。自治体の財政が逼迫する中、地域の方々が力を尽くされている事がさまざまな面から伝わってくる手作りの温かいコンサートです。こんな風に地域の方々と交流しながらのコンサートができるのも、山響ならではと思います。

Reunion

Reunion・・・日本語では「再会」という意味です。

昨日の札幌滞在は、私が生まれ育った北海道風連町(現・名寄市)の中学校、高校時代の仲間達が集まったクラス会でした。高校を卒業して32年経ち、50歳台に突入したかつての”Gang”たちは、今では落ち着いた大人です。しかし、お酒が進むにつれて昔のノリがよみがえり、深夜まで楽しく過ごす事ができました。私も今年度の過酷なスケジュールで心身ともに疲労がたまっていましたが、完全にリセットする事ができましたし、多くの仲間達から元気をたくさんもらってきました。北海道全域と本州に拡がる卒業生とのコンタクトをとってくれた幹事の皆さんに感謝するとともに、みんながいつまでも元気で活躍してくれる事を願います!

Sapporo

やっと休日です…今日は以前から楽しみにしていた私用で札幌まできています。気温はさほど低くはありませんが、本州より乾燥した空気は久しく忘れていた感情を呼び起こしてくれます。明日は午後の山響のリハーサルに出なければならなく、僅かな札幌滞在ですが、リフレッシュして帰りたいと思います!

on tour “Uonuma”

文化庁コンサートツアーの最終日です。今日は南魚沼市(六日町)でのコンサートで、今年度は年度末の追加公演も予定されていないため、今日が今年度最後になります。昨年はいわゆる「事業仕分け」でこの事業が「廃止」の判定を受け、その後の全国的な運動で復活した経緯がありますが、今年度からは経費の使途を新たにしてよりムダを省いたシステムを採用しています。当然、ムダな支出は避けなければなりませんが、教育や文化、科学などにかかわる政策や事業を「ムダな事業」として仕分けの対象とする現政権の考えは絶対に支持できません。政権交代から一年以上たち、経済も雇用も一向に改善されないばかりか、国の安全保障もきわめて貧弱なものになりつつあります。この国に住まう人々が安心して生活ができ、教育、福祉や文化が充分に享受できる環境はいつになったら整うのでしょうか。コンサートを楽しむ子供たちの笑顔を見る時、この子達の将来を案じずにはいられません・・・

on tour “Kanazawa”

今週の北陸は連日雨です・・・昨日の朝、名古屋を出た時は快晴だったのに、関ヶ原の先、米原から北陸道に入った頃から曇り出し、福井県は雨模様でした。冷たい滴はいかにも秋の雨といった感じです。

昨日は「メガネの街」として有名な福井県鯖江市内での本番でした、日本中のメガネフレームのほとんどはこの鯖江市で制作されています。最近はアジア製の安価なフレームも売られていますが、鯖江のシェアは圧倒的です。北陸には三条市など金属加工工業が伝統的に盛んな地域があり、アップル社のiPodのアルミニウム加工も実は三条市で行われています。根気強く真面目な県民性がなせる技なのでしょうね・・・

今日はこれから富山県南砺市に移動して本番です。良い天気になって欲しいものです・・・

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