11月になりました。昨年の今ごろは迫り来る山響第200回定期演奏会に向けて、日々多忙なスケジュールの中、コンディション調整と練習に留意しながら過ごしていた事を思い出します。それにしても、時間が経つのは早いものです。
昨日、宇都宮市で開催された「とちぎ音楽祭」での山響の演奏は、初めて私たちの演奏を聴いていただいた方々にも好感をもって受け入れられたのでは、と感じています。ステージで私が座る位置はひな壇の一番上なので、聴衆のみなさんのさまざまな反応がとてもよく解ります。昨日も、演奏する前は「どんなものか、聴かせてもらおうじゃないか・・・」(どちらかというと不安で否定的な視線)という雰囲気が漂っていましたが、音楽が始まると「なかなかやるじゃない・・・」そしてベートーヴェン7番の頃は「けっこう凄い・・・」というように、聴衆の表情と眼力が変わってゆきました。(これは、あくまで私の個人的感想ですからね。)そのような聴衆のみなさんのパワーを感じて飯森音楽監督と私たちも集中力の高い演奏ができたと思っています。宇都宮をはじめ栃木県には文化庁公演で数回訪れていますが、これから機会が増えてゆくと良いですね・・・今週は明日が仙台市内、4、5日は庄内地方で学校公演です。11月も日々変わる紅葉を見ながらたくさんの演奏会が続きます・・・