La voix humaine

第208回定期公演が終了しました。色彩感と躍動感にあふれたイベール、それぞれの美しい光景が浮かぶようなミヨー、そしてとても厳しく重いテキストを極限の緊迫感で表現したプーランク・・・オーケストラのサウンド(この場合は、フランス語で「ソノリテ」でしょうね)も洗練を増し、特にプーランクの演奏は日本のオーケストラとしては最高度の演奏だったと思います。それにしても、中丸三千繪さん恐るべし!これこそ真のアーティストですね。

ちょうど一年前の今日は、記念すべき第200回定期公演でした。4人の指揮者、とりわけ村川先生の素晴らしいサウンドは今も鮮明に耳に残っています。今回の定期では2011〜12年のシーズンのプログラムが発表されましたが、これから山響がどのように変化してゆくか、当事者としてもとても楽しみです。

今日はゆっくり目を覚まし、現在継続している歯科治療のためクリニックに行き、ドリルの音を聞きながらも眠りそうでした。古くなった何本かの銀歯とインレーをセラミック製の歯に交換する手技を施していただき、咀嚼の機能も向上しましたが審美的にもバリューアップです。もうしばらく通院しなければなりませんが、歯と歯茎はプロ管楽器奏者にとっては楽器の一部のようなものですから、大切にしたいものです。夕方からは高校生の個人レッスンと山形市役所ウィンドアンサンブルのリハーサルを指揮して今日は「閉店」です。

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