今年度の日本シリーズが終わり、野球の季節も来年までお休みになります・・・大好きなジャイアンツが3年ぶり22回目の日本一に輝き、長年のファンとしてとても嬉しく思います。以前にも書きましたが、私は小さい頃から野球が大好きで、暗くなってもボールを追いかけていたような野球少年でした。(ピアノも習っていましたが)テレビでプロ野球を観るのも大好きで、1965年から1973年までのジャイアンツのいわゆる「V9」も始めから知っています。あの頃は王、長島を中心として小技がきくバイプレイヤーが周りを固め、サインプレーやトレーニング方なども近代化され、今に通じる野球の基本をジャイアンツが創ったと言われました・・・でも、投手の使い方は今では考えられないほどで、例えば1972年の日本シリーズではジャイアンツは5試合で(4勝1敗)堀内恒夫、髙橋一三、倉田 誠の3人しか投げていません。まるで高校野球です。いまでは先発、中継ぎ、クローズと仕事が分かれていますが、当時はエースが連投するのが当たり前だったんですね・・・今日、22度目の日本一を達成したジャイアンツの原 辰徳監督は、今年54歳ですから私の1つ年上ですね。原監督が東海大相模高校の時代からずっとファンでした。ジャイアンツの歴史の中で、日本シリーズを制した監督は、川上哲治(1961、63、65〜73、11回)水原 茂(1951〜53、55 4回)原 辰徳(2002、2009、2012、3回)となり、今年の優勝で原監督は師匠である藤田元司(1981、89、2回)と長嶋茂雄(1994年、2000年、2回)を上回る記録を作った事になります。ちなみに、川上哲治監督は1974年にリーグ優勝を逃し、監督を勇退しましたが、このときの年齢が今の原監督と同じ54歳です。V9全盛時代でも50歳になった頃だったんですね・・・当時、川上監督はおじいさんのように見えましたが・・・
昔に比べて少子化やサッカーなど他のスポーツに押されて、野球や相撲など、伝統的なスポーツの将来を案じる事も多くなりました。しかし、野球は高校野球や大学野球など、戦前から親しまれてきたスポーツで、まだまだ進化し、ファンも増やすことができると思います。それには地域との連携をより深めることや(日本ハムやソフトバンク、阪神や広島では成功しています)親会社の利害ばかりがクローズアップされる現状を変えてゆかなければなりませんね。でも、期待しています。これからもプロ野球が発展し続けることを・・・