天童市民文化会館のオペラ・ガラ・コンサートが華やいだ雰囲気の中、盛大に開催されました。「ガラ」というのは「祝祭」という意味で、コンサートの場合はお祭り的な企画の場合によく使われる名称です。今回は天童に縁のあるソリストや、地域の合唱団と児童合唱も出演し、アリアやアンサンブル、合唱と幅広いレパートリーで満員の観衆を魅了しました。こういったコンサートは地域の実行委員会が核になってプロデュースされることが多く、今回も天童市のバックアップのもとで音楽関係者の献身的な努力で準備されました。演奏も素晴らしいもので、オペラの全幕公演が難しい中で、プロオケとプロ歌手、アマチュアとがうまく力を合わせたガラコンサートは、山形ならではの暖かさに包まれていたと思います。これからも県内各地でこういったコンサートが続いてゆくと、山響の定期演奏会とはまた違った音楽の楽しみ方が増えてゆくでしょう。