Rest

休養・・・といっても今日は19時から市民合同音楽祭のリハーサルを指揮するため、山形市内に戻ってきました。本番は12月9日なのであまり時間が残っていません。今年は吹奏楽の世界で著名なアルフレッド・リードが作曲した「ロシアのクリスマス音楽」をメインに、4曲を演奏します。「ロシアの・・・」は、私が大学在学中の1980年の12月に武蔵野音大ウィンドアンサンブルの定期演奏会で演奏した思い出深い曲です。リードは「アルメニア舞曲」などが日本では大変有名ですが、それらの曲は私には少し子供向けのように感じます。「ロシア・・・」はロシア正教の音楽やグレゴリオ聖歌などのモティーフが使われていて、よりクラシカルでシンフォニックな音楽に仕上がっていて、とても聴き応えがあります。この曲に必要なダークな(「暗い」ではなく「密度の濃い」)サウンドとソステヌートを基本とした発音は日本人奏者の苦手とするところですが、しつこい(?)リハーサルで次第に重みのある響きが出てくるようになりました。アマチュアのリハーサルではメンバーがたくさん揃うことが難しく、リハーサルも根気のいるものになりがちですが、奏者には負担にならない、でもしっかりしたリハーサルを心がけるようにしています。