Education & Conditioning

上越〜富山〜新潟を巡ったツアーから戻り、今日はレッスンとリハーサルの一日でした。ツアー中は演奏以外のレッスンなどは当然ながら無いので(ツアー中でも時々会議で東京や名古屋に行く事はありますが)その分山形に帰った時には生徒たちのレッスンに忙殺されます。今日は午後に山形北高音楽科での補講を行い、夕方からは11月6日に秋の定期演奏会を控えている「けやきの森ブリティッシュブラス」のリハーサルを指揮しましたが、さすがに疲労が残るコンディションで、スケジュールと体調の調整の難しさを痛感しました・・・また、23日には仙台でヘンデルの「メサイア」でソロトランペットを務めなくてはならず、そのための調整、練習も欠かせません。しかし、「けやき」のリハーサルが終って外に出たときに感じた秋の涼しい風は、疲れた体に新鮮なエネルギーが入り込むような感じがして、心も軽くなりました。また明日・・・ですね!

on tour “Niigata”

あれほど暑い日が続いていたのに、連日の雨で気温も下がっています。夜の外出ではジャケットが欲しいくらいです・・・

ツアー二週目の最後は新潟市です。かつては「裏日本」と言われていたこの街は今では「日本海側」を代表する大都市の一つです。豊富な農作物をはじめとする天然資源と、近代的なインフラ整備・・・有力な政治家が辣腕を揮ってきたことがうかがえます。

山響は東北電力の主催による「名曲の夕べ」やスクールコンサートなどで毎年多く新潟県を訪れています。スクールコンサートは山形県内より公演が多いくらいかもしれません。これほど大きな街にプロオケができなかったのは不思議ですが、「りゅーとぴあ」と呼ばれる素晴らしい音響のコンサートホールではさまざまなオーケストラの公演があり、市民の大きな楽しみになっているようです。今日のスクールコンサートも素晴らしい公演だと思いますが、昨年のブルックナー4番の公演のようにコンサートホールでの本格的な公演がもっと増えると良いですね・・・・今日は新潟市内で公演し、二週目の日程を終え、休日を挟んで20日からは羽後本荘市、秋田市を廻ります。

on tour “Toyama” 2

久しぶりの雨です・・・これからは一雨ごとに気温が下がってゆきますね。気がつけば9月も半分が過ぎました。ツアーに出ると毎日の曜日感がなくなります・・・今日は富山市内の中学校での公演でした。小学校の場合は合唱と器楽との共演がプログラムにありますが、中学校では吹奏楽との共演が時々あります。今回はヴェルディの「アイーダ」から凱旋行進曲を演奏しました。リハーサルは2度ほど曲を通しただけでしたが、オーケストラともピッタリ合った素晴らしい演奏でした。また、今日はかつて山響に在籍していて、現在は富山市内に在住しているヴァイオリン奏者が演奏会場に来てくれて、多くの楽団員と旧交を温めていました。かつての仲間が今も元気で顔を見せてくれるのは嬉しいものですね・・・

写真は富山市中心部の富山城がある富山城址公園と、今週のトランペットセクションです。右から客演首席の大野 学さん、切田さん、私です。

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Orchestra on tour “Toyama”

ツアーの2週目が始まりました。移動日の日曜日は天候が悪く、大雨洪水警報が出され暴風の中を走って上越を目指しました。昨日は上越市内で公演を行い、富山市へ移動し、16日まで滞在します。9月ももう中旬になり、空の色や風の心地よさは秋の到来を感じさせます。また、これからの季節はおいしいお魚とお酒も楽しみです・・・今日もさわやかな秋空が拡がっています。

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on tour “Maizuru”

台風9号は舞鶴付近の沿岸を通過し、上陸は福井県でした・・・今日は学校が休校になり、本番がキャンセルされる可能性があったので午前中は楽団からの連絡待ちでしたが、無事に演奏会は行われました。

今日は本番終了後、いつもの単独行動に戻り、舞鶴近辺を車で探索してきました。ここは海上自衛隊の施設があり、最新鋭のイージス艦を見る事ができます。土曜、日曜は見学も可能だそうですが、残念ながら今日は平日・・・それでも、道路からでも海に堂々と浮かぶイージス艦はよく見えて、甲板では乗組員が船の整備などを行っているのが分かります。また、この港は旧海軍の軍港として数々の歴史を重ねてきた場所でもあり、函館や横浜などでも見られる戦前からの赤レンガ倉庫の威容からも、栄光に包まれた往時がしのばれます。こういう貴重な場所を観られるのも演奏旅行の楽しみの一つですね。明日は舞鶴からさらに西にある有名な天橋立(あまのはしだて)の隣にある与謝野町で公演を行い、今週の公演を終えます。週末は山形に戻り生徒のレッスンと11日に霞城セントラルで行われる山形市役所ウィンドアンサンブルの演奏会を指揮し、日曜には上越市に入りツアーの2週目が始まります。少しづつ涼しくなってゆくのを期待したいですね・・・

Orchestra on tour

文化庁主催の「子どものための優れた舞台芸術体験事業」が6日からスタートしました。この事業は昨年民主党政権の「事業仕分け」で、一旦は廃止とされましたが、全国の音楽関係者や聴衆の皆様をはじめとする約17万件に上る署名や、さまざまな要望が功を奏し、復活した経過がありました。ご尽力下さった皆様にあらためて感謝したいと思います。

今年度の山響は、9月〜11月の間に新潟県、富山県、石川県、福井県、京都府を回り、20公演を開催する予定です。今週は京都府の日本海側で、綾部市、舞鶴市を中心に公演を行います。演奏会場は学校の体育館のため、猛烈な蒸し暑さ(6日の舞鶴は37度でした・・・)ですが、私たちの演奏を心待ちにしていた子供たちの表情はとても明るく、オーケストラも全力の演奏で応えます。これから明日にかけて台風9号の影響が心配されますが、どんな環境でも一所懸命に演奏するところが山響の素晴らしさです。汗いっぱいに演奏した後はもちろんビールです。今回のトランペットセクションは首席奏者の井上直樹が9月いっぱい休暇を取っているので、首席のエキストラとしてソリストとしても著名な神代 修さん、そして3番のエキストラとして山形大学を経てドイツに留学し、現在はカタールのドーハ国立オーケストラに所属している切田 朋輝さんです。切田さんは大学時代、私の生徒でした。写真はホテルの窓から見える舞鶴港とトランペットの3人です。

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9月に入ったのに毎日猛暑が続きます…今日は20回目となる「日本一の芋煮会」が山形市の馬見ヶ崎河川敷で行われました。全国ニュースをご覧になった方も多いと思いますが、今年も内外からたくさんの方々に山形の良さを知っていただき、嬉しく思います。今日の山形は気温34度でしたが、暑さをものとせずに熱い芋煮を食べられた皆さんに心より敬意を表します…

今月に入り、2日から今日までは常任指揮者を務める山形市役所ウィンドアンサンブル、けやきの森ブリティッシュブラス、そして客演指揮として山形吹奏楽研究会と、3つの団体のリハーサルと本番を指揮し、完全に指揮者モードでした。今日は山形吹奏楽研究会を中心とするブラスによるレコーディングセッションで、吹奏楽の世界では有名な出版社「ミュージックエイト社」の楽譜通販サイトに置くためのサンプル演奏の録音を行いました。楽譜のネット販売も今では広く行われていますが、サンプル音源があると確かに便利ですよね。録音はリハーサルをしながらテイクを重ねましたが、皆さんとても素晴らしい演奏でスムーズに終わりました。ミュージックエイト社の社長も同席いただき、演奏を高く評価して下さいました。音源が公開できるようになったら改めてお知らせしますので、少しお待ち下さい。レコーディングが終わったあとは一休みしてから今日からスタートする山響のツアーに合流するため、京都府の舞鶴に向かいます。約700キロの道程を1人でドライブします。今は北陸道で休憩中です。今日の目標は福井市あたりまでかなぁ…

午前1時半、無事に福井に着きました。明日は午後から京都府綾部市での本番を皮切りに、ツアーが始まります。続きはまた明日・・・

September

9月になりました・・・少しの間、更新を休みました。アフィニス音楽祭が終わり、ようやく遅い夏休みを過す事ができました。9月は遠出が続くので、それまで束の間の休息・・・という感じですね。

今日も35度近い気温でしたが、報道によると今年は統計を取り出して以来113年間で最も暑い夏だそうで、これだけ連日暑いと目が覚めた時点ですでに体力がない事を感じます。このまま9月末まで暑さが続くとの説もあり、これでは来週から続く演奏旅行を無事に終える自信がありません・・・私の大好きな「秋」はいつになったらやって来るのでしょうか・・・

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end of Summer

「アフィニス夏の音楽祭2010山形」も終わり、相変わらず猛暑が続いていますが、蝉の声が少なくなり、昨日夕方は山形市内でもトンボの姿をみる事ができました。秋はもうすぐですね。

今回の音楽祭は、山形では初めての開催であったことから、私たち山響にとってもまさに「未体験ゾーン」の連続でした。音楽祭自体は20年以上続いていて、山響のメンバーの中にも参加経験のある楽員もかなりの数に上りますが、ホストオケとして楽団全体での対応は初めてで、さまざまに反省点も多かったように思います。しかし、山形大学や東北芸術工科大学、山形北高音楽科や民間のボランティアなど大変多くの協力を得られた事は、音楽祭の成功への大きなパワーとなりました。また、七日町商店街の皆さんからも、さまざまなサポートをいただき、期間中は参加者や海外からの講師の方々もとても快適に過せたようです。来年は広島、そして2012年、山響創立40周年にあたる記念の年、アフィニス音楽祭は再び山形での開催となります。山形の国際的なイベントとして評価の高い「山形国際ドキュメンタリー映画祭」と並び(学ぶところ大、と思います)より多くの県民に親しまれる音楽祭となるよう、期待したいものです。

写真左:合同オーケストラのトランペットセクションです。左から藤井幹人(オーケストラ・アンサンブル金沢)小野本 明弘(九州交響楽団)ライアン・アンソニー(ダラス交響楽団)私、井上直樹の5名、酒田での本番後のステージで。

写真右:シカゴ交響楽団チューバ奏者のジーン・ポコーニ氏と共に。私にとってポコーニ氏との出会いと共演が今回最高の思い出です。

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AMF Orchestra

AMFオーケストラと山響の合同演奏会が昨日、山形県民会館で行われました。モーツァルトのグラン・パルティータ、R・シュトラウスのメタモルフォーゼン、そして英雄の生涯…グラン・パルティータとメタモルフォーゼンは音楽祭のセミナーで緻密なレッスンが行われていた成果が表れていて、音楽性豊かな演奏だったと思います。英雄の生涯はリハーサルよりも遥かにテンションの高い演奏で、臨時編成のオーケストラとは思えないような瞬間がたくさんありました。また、午前中は「あいうえオーケストラ」と題された子ども向けのコンサートもあり、地域の子供達との合同演奏で盛り上がりました。子供達は山響だけでなく、世界のメジャー奏者と共演できた事をきっと忘れないでしょう…シカゴ交響楽団のチューバ奏者として世界的に著名なジーン・ポコーニさんが山形4小のチューバ奏者にとても親切にアドバイスをしていたのが印象的でした。今日は酒田で2日目の本番です。合同での演奏は今日で最後なので、この響きをしっかり心に刻んでおきたいと思います。

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