Sapporo

先週の、新潟〜山形〜名古屋〜仙台〜八戸〜山形というスケジュールは、過酷ではあるものの、時間の流れをどれだけ有効に捉まえられるかを限界までチャレンジした感がありました。もっとも、このような事が頻発していては体が持ちませんよね。11日は夕方まで吹奏楽のクリニックを行い、夜は指揮者を務めている「けやきの森ブリティッシュブラス」のリハーサル、その後は吹奏楽の世界では知らない人はいない某氏を迎えての食事会(ただの飲み会です・・)翌12日は、山形6中で終日合奏指導・・そのあと個人レッスン・・山形市を中心とする村山地区では、18、19日がコンクールの地区予選なので、この土日がレッスンのピークでした。

今日は「本物の舞台芸術体験事業」のワークショップ(WS)のため、札幌市に来ています。札幌は雨模様で、梅雨のようではありませんが湿っぽい空気が憂鬱な気分を増長しています・・。今日は、市内の養護学校(今は特別支援校と言います)でのワークショップで、生徒達と父兄、職員の皆さんとともに楽しい時間を過すことができました。生徒達は介護が必要だったり、ベッドの上での参加もありましたが、楽器の音が響くと生き生きとした表情で音楽を感じ取ってくれていたようです。演奏の他には紙やペットボトルなどの身近な材料でみんなで楽器を作って、私たちの演奏に合せて演奏してくれたり、歌に合わせて体を動かしたりと、体中で音楽を楽しんでくれました。楽器を作っているときに、私が楽器を吹きながら、子供たちの手をトランペットのベルに添えて、響きを感じてもらいましたが、その時の、一瞬驚き、すぐに目を輝かせて喜ぶ表情は忘れられません。いろいろな事情から、支援学校の生徒達や、介護が必要な方々がコンサートホールに足を運ぶことが難しい状況ですが(特に、日本では)今日のように、プレイヤーが学校や施設に出向いて演奏する事は、大切な機会ですし、私たちも何ができるかをもっと考える事が必要だと、子供たちの表情を見ながら感じていました。

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