June

今日もまばゆい輝きにあふれた一日でした。昨年の山形県の梅雨入りは6月10日だったそうで、今年もその時期に梅雨入りするとしたら、このさわやかな風もそう長くは続かないのでしょうか・・・ようやく良い天気になったのに、雨期の湿気を思うと今から憂鬱ですね。

今日から始まったモーツァルト定期のリハーサルは、どの曲も個性的な美しさにあふれ、モーツァルトが天賦の才能を持った希有な作曲家だった事をあらためて感じさせてくれます。クラリネット協奏曲の第二楽章は、牧さんの美しい音色と文翔館の窓からさしこむ柔らかな光があいまって、微細できれいな響きが漂います・・・松下さん、聴いていましたか?

モーツァルトのリハーサル終了後は、会場を移して今月20日に予定されている金管五重奏のリハーサルがあり、この五人として初めて演奏するレパートリーを中心に念入りなリハーサルを行いました。実は、私は最近あまり良いコンディションではなかったのですが、大きく長いナチュラルトランペットをしっかり鳴らす練習をするうちにモダントランペットを演奏する状態も良くなってきて、五重奏のリハーサルではまだ完全ではないものの、かなりコンディションも良くなっていました。もっと良い音を出して梅雨が始まる前の軽やかな空気を美しい響きに変えたいですね!

写真:6月のザルツブルグ

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