文化庁主催の「子どものための優れた舞台芸術体験事業」が6日からスタートしました。この事業は昨年民主党政権の「事業仕分け」で、一旦は廃止とされましたが、全国の音楽関係者や聴衆の皆様をはじめとする約17万件に上る署名や、さまざまな要望が功を奏し、復活した経過がありました。ご尽力下さった皆様にあらためて感謝したいと思います。
今年度の山響は、9月〜11月の間に新潟県、富山県、石川県、福井県、京都府を回り、20公演を開催する予定です。今週は京都府の日本海側で、綾部市、舞鶴市を中心に公演を行います。演奏会場は学校の体育館のため、猛烈な蒸し暑さ(6日の舞鶴は37度でした・・・)ですが、私たちの演奏を心待ちにしていた子供たちの表情はとても明るく、オーケストラも全力の演奏で応えます。これから明日にかけて台風9号の影響が心配されますが、どんな環境でも一所懸命に演奏するところが山響の素晴らしさです。汗いっぱいに演奏した後はもちろんビールです。今回のトランペットセクションは首席奏者の井上直樹が9月いっぱい休暇を取っているので、首席のエキストラとしてソリストとしても著名な神代 修さん、そして3番のエキストラとして山形大学を経てドイツに留学し、現在はカタールのドーハ国立オーケストラに所属している切田 朋輝さんです。切田さんは大学時代、私の生徒でした。写真はホテルの窓から見える舞鶴港とトランペットの3人です。