いよいよ12月です…5月のオーディションで合格し、11月いっぱいまで試用期間だった首席クラリネット奏者の川上一道(かわかみいちどう)さんが今日付けで正式採用となりました。彼は沖縄の出身で山響では唯一の20代で(実は平均年齢が高齢化しているんです…)素晴らしい技術と音楽性の持ち主です。キャラクターもユニークで、これからオーケストラの新たな顔として大切な存在となってゆくことでしょう。
そしてもう一つ、私も今日から演奏兼務でオーケストラのゼネラルマネージャーに就任しました。実は4月からすでに事務局内で仕事をシェアしていましたが、さまざまな手続きを経て正式な就任となりました。演奏家がマネージメントの仕事もすることは欧米では通常にあることで、国により名称は異なりますが、「フォアシュタント」「パーソナルマネージャー」などと呼ばれています。
主な仕事は事務局内での音楽面を中心としたマネージメントやプロデュース、楽員へのケア、演奏現場での様々な対処を行う、などがあげられます。これまでもユニオンの代表として色々な仕事をしてきましたが、今後はより広い立場からオーケストラ全体をディレクトすることになります。もちろん、プレイヤーとしてもこれまで同様に演奏を続けますので、今後ともどうかよろしくお願いいたします。