May

5月に入ってようやくこの季節らしくなりました。ゴールデンウィークの山響は閉店状態なので、それぞれの休日を楽しんでいると思います。私は昨日、ヤマハ秋田店でトランペットセミナーの講師として、9時から18時半まで中、高校生のレッスンをしていました。秋田県は吹奏楽の世界では名門中の名門で、私も長く講師として指導にあたっている山王中学校や新屋高校、秋田南高校など、全国トップレベルの学校が多くあります。しかし、そんな素晴らしい演奏を続けている名門校でも、基本トレーニングの重要性をきちんと理解していて、金管楽器独自の練習メニューをしっかりこなしています。もちろん、山形県の学校でも同様に〜私たち山響のプロが近くにいるのですから〜多くの学校が高いレベルの技術を持っています。

吹奏楽のシーズンはこれからボルテージが高まってきます。6月には高校の定期演奏会が毎週のように開催され、サウンドと音楽を競い合っていますし、7月からはコンクールが始まり、真夏の暑さにも負けないようなハイテンションな演奏を聴く事ができます。吹奏楽の演奏会は、聴衆のほとんどが関係者であることが多いですが、クラシックコンサートとはまた違う魅力と楽しみがあります。若々しい、正直な演奏にふれるたびに音楽の多様な魅力をあらためて感じることができます。