Tendo

昨日、25日は松下さんの初七日でした・・・全員が揃っての本番は先週の18日以来で、オーケストラの中にも複雑な感情が交差します。それでも舞台上でオーボエから発せられるチューニングのA音を聴くと、クリエイティブな感情がよみがえってきます・・・

今日は先週17日に続き天童市内の中学校の音楽鑑賞教室で、主催者からのリクエストで特別首席コンサートマスターの高木和弘さんの演奏によるメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を含むスペシャルプログラムです。会場の天童市民文化会館は県内でもトップレベルの音響を誇るホールで、高木さんの演奏もいつにも増してクリアに美しく響きます。また、プログラム最後に置かれたベートーヴェンの第七番では、推進力のあるリズムから生まれる音楽のエネルギーが、仲間を失っても立ち止まらずに前に進み続けようとする山響の音楽家達の姿を示しているようでした。これからも忙しい毎日が続きますが、日々新たな気持ちでより良い音楽を創り続けてゆかなければ、と感じた一日でした。