このサイトを立ち上げてから一年が経ちました。Mac歴は長かったものの自分のホームページ、とりわけブログに対してはなかなか踏み出す事ができませんでしたが、Net-Wの西田社長の手厚いサポートで今日まで継続する事ができました・・・この間、たくさんの方々からコメントやメールもいただきましたし、ネットワークが生み出した新たな交流なども増えました。一年前は考えられませんでしたね・・・でも、よくここまできたと思います。なぜなら、私は面倒くさがりだし、根気もありません。それに他人に自分の事を話す事が少ないタイプで、同様に他人の事にも興味がありません。しかし、この一年間で少しだけ自分が変われた気がします。これからも気負わずに自然体で続けてゆければと思っています。どうか今後ともよろしくお願いいたします。
さて、山響は昨日から定期公演のリハーサルです。今回はチャイコフスキーの第四番をメインに、ベートーヴェンのレオノーレ序曲第三番とショスタコヴィッチのピアノ協奏曲第一番という本格的なプログラムで、オーケストラと飯森監督のボルテージも高まっています。明日はテルサに移ってのリハーサル最終日。本番は11、12日が19時からテルサ、13日19時から酒田市民会館です。金管楽器が大活躍しますので、ぜひご来場下さい!!
今日は「立夏」です。日本の暦を表す言葉はとても繊細で、そのニュアンスを保ったまま外国語に訳すのはほぼ不可能ですね・・・でも、early summerという言葉にはさわやかな風や柔らかな日差し、またエキサイティングな季節へのプロローグといった期待を込めたようなニュアンスが含まれています。それにしても、つい3週間前には雪が降っていたのに、この天候の変化についてゆくのは大変です。
ゴールデンウィークが終わり、日常のさまざまな現実を連れてひとときの間異次元へと旅していた心は、初夏の熱気と共によりリアルなものとして自らに重くのしかかるように感じます。これから数ヶ月間、熱気の高い季節に負けないようなボルテージの高い演奏ができるよう、頑張りたいと思います。
5月に入ってようやくこの季節らしくなりました。ゴールデンウィークの山響は閉店状態なので、それぞれの休日を楽しんでいると思います。私は昨日、ヤマハ秋田店でトランペットセミナーの講師として、9時から18時半まで中、高校生のレッスンをしていました。秋田県は吹奏楽の世界では名門中の名門で、私も長く講師として指導にあたっている山王中学校や新屋高校、秋田南高校など、全国トップレベルの学校が多くあります。しかし、そんな素晴らしい演奏を続けている名門校でも、基本トレーニングの重要性をきちんと理解していて、金管楽器独自の練習メニューをしっかりこなしています。もちろん、山形県の学校でも同様に〜私たち山響のプロが近くにいるのですから〜多くの学校が高いレベルの技術を持っています。
吹奏楽のシーズンはこれからボルテージが高まってきます。6月には高校の定期演奏会が毎週のように開催され、サウンドと音楽を競い合っていますし、7月からはコンクールが始まり、真夏の暑さにも負けないようなハイテンションな演奏を聴く事ができます。吹奏楽の演奏会は、聴衆のほとんどが関係者であることが多いですが、クラシックコンサートとはまた違う魅力と楽しみがあります。若々しい、正直な演奏にふれるたびに音楽の多様な魅力をあらためて感じることができます。
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