A voice

山形テルサ オープン10周年プレミアムコンサート初日が終わりました。ソプラノ森 麻季さんの演奏は本当に素晴らしかったです!滑らかで輝きのある美声と、ヘンデルでのバロック唱法からロッシーニ、シュトラウスの圧倒的な表現力には驚嘆しました・・・

私たち器楽奏者は、誰もが人の声に近づきたいと思っていて、音色を作る事や表現することを「voicing」と呼んだりします。楽器を完全に自由に操る事が伴わなければそれも困難ですが、森さんの音楽からは私たちにとって最も大切な「何か」が伝わってきたように思います。今日はデビュー50周年を迎えた日本を代表するピアニスト、中村紘子さんをお迎えしてショパンの協奏曲です。演奏家として円熟期にある中村さんの「voicing」がどのようなものか、興味は尽きません。

「A voice」への2件のフィードバック

  1.  森麻季さんの歌声、さぞ素晴らしかったことでしょう。
     5~6年前に森さんを知って以来、30回以上はリサイタルに通ってますが、テクニック音楽性ともにずば抜けて素晴らしい音楽家です!
     私も聴きたかったなぁ。

  2. ピロさま
    コメントありがとうございます。本当に美しい声でした・・・おっしゃる通り、テクニック、音楽性ともにずば抜けていると思います。そして、その基本になっているのは
    自然体でいつも凛としている彼女の人間性そのものだと思います。ぜひまた共演したいですね・・・

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