Antar

今年は本当に毎日雪が続きます・・・気温も低く車の運転にはひときわ気を遣いますね。

今日からは定期公演のリハーサルです。リムスキー=コルサコフの第2交響曲「アンタール」は、とてもユニークな曲で、金管楽器はロシア国民楽派らしく時に激しく咆哮し、昨日までのシューマンとは大違いです。そう、昨日はナチュラルトランペットでのレコーディングが終るとすぐに山形北高でのレッスンでしたが、今月はナチュラルトランペットばかり吹いていて、頭の中が19世紀前半の世界でいっぱいだったので、モダントランペットを吹いた時も音色がナチュラルに近くなってしまい、音を思い出すのに少し時間がかかりました。ピストンバルブは画期的な発明で、何でも吹けてしまいますが、ナチュラルトランペットが持っていた高貴な音色は今ではずいぶん軽いものになってしまったようです・・・今日からはロシアの「濃い」サウンドを再現できるよう、発想を切り替えてがんばろうと思います。