Ode to joy

復興への願いを込めたベートーヴェン「第九」のコンサートが終わりました。ソリストも合唱も素晴らしく、今回もオーケストラはオリジナル楽器で、昨年末の山形テルサでの公演では使用しなかったナチュラルホルンも今回は使用し、第三楽章のソロは岡本さんが見事に演奏していました。ブラボーです。終演後はロビーで打ち上げがあり、飯森監督に付いていた私も参加して多くの皆さんと話をすることが出来ました。震災当時、全国のミュージシャン達は自らの無力さを無念に思っていましたが、仙台フィルの献身的な活動を目の当たりにしてジャンルを問わずに立ち上がり始めます。そして、被災地や避難所へ音楽を届け、お互いの気持ちを一つにすることで音楽の力をあらためて知る事になります。美里町の皆さんのお話からも、音楽の大切さがとても良く伝わってきて、こちらが逆に励まされるような気がしました。明日からの新年度も、より多くの方に音楽を届けてゆきたいと、気持ちを新たにして会場を後にしました・・・・