Washington D.C to Tokyo/Narita

ブラジルに別れを告げ、再びワシントンD.Cに戻ってきました。これまでにもいくつかの国を訪れることができましたが、1年の間に南半球に2度も行けたのは貴重な経験でした。典型的なラテンアメリカ気質は、昨年訪れたヨハネスブルグとも全く違うし、反対に彼らがアジア人に対する認識(全部同じと思っている)も私たちが南半球に対する認識とそう変わらないのかも知れませんね。今回はアジアからは私1人の参加でしたが、会議の中やその後の行動がそれぞれの性格の違いを表していました。フランス人グループは会議中もやたらと喋るし、人が発言している間、ずっと手を上げて「俺に喋らせろ」的オーラ出しまくりの〇ーク氏、また、厳しい発言をウィットを含みながら話すイギリス人、私はドイツ、オーストリア系と飲み歩いていましたが、やたら議論をしたがる気質があり、食べ物1つとってもあーだこーだと話が尽きませんでした。今回はイタリアからの参加がありませんでしたが、これでイタリア人がいたらどうなるのでしょうかね・・・それと、FIMの副会長は5名いるのですが、そのうちの1人のアメリカ人が、ブラジル入国の際に必要なビザを事前に取得するのを忘れて(日本、アメリカは事前にビザの取得が必要)アメリカから出国できずに会議に参加できなかったという何ともお粗末なストーリがありました。彼はオーケストラ会議の担当だったので、重要な議題が担当抜きという・・・こんなこともあるんですね。みんなで、次回の会議での罰ゲームを考えました!・・・さまざまな事がありましたが、会議としては実り多い仕事が出来たと思っています。これから13時間かけて成田に帰り、その後車を運転して約4時間・・・。今回、この出張を快諾して下さった山形交響楽団の皆さん、とりわけ首席トランペットの井上氏を始めとする金管セクションには大変感謝しています。ありがとうございます。obrigado !

 

写真は小学校の看板です(鉛筆の柱がかわいいですね)ポルトガル語がわからない人にも判別できるように、このような看板や標識がたくさんありました。もう一つは飛行機から見たアメリカの夜明けです。

 

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Rio de Janeiro Airport

今回のすべての日程が終わり、リオの空港で搭乗待ちです。フライトまではあと3時間もありますが、今日のリオは夏の東京みたいな湿度があり、ちょうどこの暑さから逃げ出そうとしていたイギリス人仲間とタクシーに相乗りし、涼しい空港まで来ました。今回はブラジルがポルトガル語圏ということもあって、みんなで地元のレストランに行っても、メニューが???という感じで、かなり困りました。私は「water」って言ったらなぜかウイスキーが出てきました・・・・(良かったんですけど)水は「aqua」(ラテン語)って言うと通じるんですね・・。これは、ヨーロッパの言語の源流にあるのがラテン語だからだそうで、やはり東洋の文化とは違う発展があるんですね。それと、感心したのがブラジル人の運転の上手さです。市内は70kmまで、郊外は90km、高速は速度関係ないよ!ってタクシーの運転手が言ってました。市内もかなりのスピードで飛ばすし、車線変更などメチャクチャに見えますが、若者もお年よりも、男女問わず凄いです。アイルトン・セナもこんな環境から生まれたんでしょうね。成田まではまたワシントンで半日待ちなので、また面白い話を書きますね。あと、今回覚えて一番使った言葉が「obrigado」(オブリガード)、日本語で「ありがとう」です。obrigado Brasil!!

 

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