ハードな4日間のリハーサルとレコーディング、2日間の本番がやっと・・終わりました。
聴きにいらして下さった皆様、本当にありがとうございました。
今回は異例のスケジュールと集中、スタミナを要求されるプログラムで、消耗しましたが、得るものも
多い1週間でした。特にラヴェルでの美しい響きと透明感、ソロホルンの素晴らしさ、またラロでの色彩感と
集中力、そしてカリニコフでの作品のイメージを変えるほどの響き・・第2楽章のイングリッシュホルンの歌!
私自身が演奏しながら癒されるような、素敵な時間でした。
ステージの写真は山響ブラスセクション付近(?)です。ここは山響の演奏を聴く特等席でもあります。
そしてNHKのハイビジョンカメラ・・彼らのプロフェッショナルぶりにも感銘を受けました。
放送は、5月31日(日)21:00からです。今回いらした方も、そうでない方もぜひご覧下さい。
山響は明日から山形市民会館で、山形市内小学校の音楽鑑賞教室です。
私はある事情で今週、来週と楽団を離れますが、詳細はこのブログで随時報告してゆきます。お楽しみに!
5月7日からの試験運用もおわり、今日からサイトが正式スタートです。あらためてこのサイトをご覧の皆様、
よろしくお願いいたします。サイトの開設にあたっては株式会社Net-Wの方々に大変お世話になりました。
ありがとうございました。
さて、山響のリハーサルも12日から始まり、今日が4日目です。
通常は定期公演のリハーサルは3日間ですが、
今回はCD作成のためのレコーディングと、17日の本番がNHK-BSでの収録があるために
特別なスケジュールが組まれています。
リハーサル、といっても今日は事実上レコーディングセッションです。
昨日から山形テルサでのリハーサルですが、
すでに収録を行いながらのリハーサルで、緊張した雰囲気を漂わせながらの演奏でした。
幾度も同じ部分を録音しなおした場面もありましたが、集中力を失わずに演奏できたように思います。
明日の本番が楽しみです。たくさんの方々がご来場下さるよう、願っています。
下の写真は今日午前中のショットです。市内の楽器店で選定作業中です。ウォーミングアップをしながら楽器をチェックしています。
リハーサルの一日目が終わりました。カリニコフ(写真)は近年、注目されるようにはなってきましたが、われわれプロの間でもそれほど知られているわけではありません。調べてゆくと、豊かな才能を持ちながらも不遇の時を過ごし、チャイコフスキーやラフマニノフに認められ指揮者として活躍し、作曲家としてもロシアの伝統に基づく美しい作品を残すが、病に倒れ35歳で夭折する・・・。第2楽章のコールアングレ、オーボエ、弦楽器の美しい旋律の中に時おり感じられるはかなさからは、ある種の諦観が伝わってくるようです。
それに対して第4楽章は推進力にあふれ、ロシアの作風に良く見られるように金管楽器が大活躍します。自分としては今日は少し吹きすぎてしまったと思っています・・・。
山響ではモーツァルトやシューマンなどでピリオド楽器を用いた演奏を行っていますが、カリニコフの時代の金管楽器も現在のもとは違い、管の内径が細く、ベルの開きも小さいため、今よりもタイトな響きがしたはずですし、演奏法そのものも現在とは異なる部分もあるはずです。ロシアの金管といえばソヴィエト時代からの強く大きな音が有名ですが、作曲家のイメージしていた音を再現するのが演奏家の仕事とすれば、カリニコフの響きとはどのようなものなのか・・・カリニコフ自身は、生前に自分の交響曲の演奏を聴く事はなかったと言われています。私たちの演奏を彼が聴いたらどのように思うのか・・・そんなことを考えながらのリハーサルでした。
明日から定期のリハーサルが始まります。今日は仕事はオフで、練習中です。カリニコフは以前に
第1番を演奏しましたが、この第2番も良い曲です。金管セクションとしては様々な表現力が求められる
曲ですね。写真の楽器は昨年12月から使用しているヤマハ・シカゴモデルYTR-9445CHSです。仕事の90%
はこの楽器で演奏します。ヤマハのトランペットを使用してから23年が経ちますが、この楽器は最高です!
マウスピースはトシ・トランペットアトリエの亀山さん製作の、マウントヴァーノン1-1/2Cのコピーモデルです。
今回の定期は、レコーディングとNHK-BSのテレビ収録があり、プレッシャーとストレスがかかりますが、
maestro飯森と山響がどんな響きを出すのか楽しみでもあります。
少しづつサイトをコントロール出来るようになってきました。大学時代からの親友で、web作成会社の
N氏と担当Y氏のおかげです。まだプレビュー状態ですが、頑張ってアップデートしてゆきたいと思います。
Anfänger(初心者)
連休中は山響も5/1、2日のみ仕事で、メンバー達は休養や帰省などで
もうすぐ始まる猛烈なスケジュールに備え、リフレッシュしている事でしょう。
私はこのウェブサイトをコントロールするため、今日は悪戦苦闘しています。
コンピューターはすでに10年以上使っていますが、ホームページやブログ作成などには
これまでほとんど関心がなく、???という感じです。
しかも、すでに公開されているという状態・・・・。しばらくは混乱が続くかも。
このウェブサイトにお越しの皆様、はじめまして.
山形交響楽団 トランペット奏者 佐藤裕司です。
Buchstabeとは、ドイツ語で「文字」というような意味の言葉です。
また、私たちオーケストラの世界では、楽譜に書かれている練習番号
(フレーズなどの節目に記されている記号、アルファベットで表記する)の事を指します。
音楽の流れのように、日々のストーリーや様々な情報などをお伝えし、多くの方々と交流をすすめてゆきたいと考え、
このウェブサイトを始める事にしました。どうかよろしくお願いいたします。
Hiroshi Sato Offizielle Website