今日から山響は「仙台国際コンクール」での伴奏を仙台フィルと共に務めるためにリハーサルに入っています。予選のプログラムはモーツァルトのヴァイオリン協奏曲なので、トランペットとトロンボーンは出番なし、いわゆる「降り番」です。私は以前から予定されていたMUJオーケストラ協議会の会議のために車で上京し、夕方から夜まで議事をこなし、明日行われる松下晃一さんの告別式に参列するために前橋市に移動してきました。昨日の彼の逝去から一夜明けてもどうしてもその悲報が信じられず、折れかけた心を建て直して雨の中、車を飛ばしました。
この前橋近辺は松下さんの故郷で、街に漂う穏やかでどこか懐かしい昔の日本を思わせる光景は、松下さんの暖かい人柄を連想させます。きっとこの街で楽しい子供時代や青春時代を送ったのでしょうね・・・松下さん、遅くなりましたけどやっと会いに来れましたよ。明日は心から感謝の気持ちをこめてお別れに行きます・・・
はじめまして。
私は20年ほど前に福岡の大学の吹奏楽団で松下先生に指揮を振っていただいた者です。
先生が九響にいらした頃なので20年くらい前のことです。
4年間の大学生活の思い出はブラスのことしかなく、松下先生の存在はとても大きなものでした。
昨日連絡を受けて大変ショックであり残念な気持ちでいっぱいです。
いつも前向きで(指導はものすごく厳しかったです!)周りの人に影響を与えるパワーを持っていらっしゃいましたが、ネットでいろんな方が松下先生のことを書いていらっしゃるのを読んで、私が知っている松下先生のお人柄が昔と変わっていないことがうれしかったのと同時に、一層悲しみが増してしまいました。。。
明日は私も感謝の気持ちを込めて福岡からご冥福を祈りたいと思います。
Little Happyさま
こんばんは。コメントありがとうございます。松下さんは指導者としても素晴らしい方でしたね・・・何より、本当に音楽を愛していて、自分が演奏するのと同じ気迫で指導をしていたんだと思います。
「何かを人に伝える」という音楽家として最も重要な事をレッスンでも演奏でも身をもって実践されていたんですね。山響ではオーケストラの演奏以外にも五重奏もたくさん演奏する機会がありました。
機知に富む心のこもったプレイと金管セクションを包み込むような美しい響きはオーケストラのみんなが大好きでした。明日はみなさんで松下さんとの素晴らしかった時間を思い出しながら彼の永遠の安息を祈りましょう。
はじめまして。
私は群馬に住んでおります、松下先生が音楽監督をなさっていたモルトのファンです。
松下先生は、5月2日にそのモルトの定期演奏会に車イスで出演されました。
酸素ボンベを付けており、すでにかなり病状は悪いと思いました。
そういう状態でも、指揮者として楽団の前ではいつもと変わらぬすばらしい
指揮ぶりでした。呼吸もかなりつらかったと思います。
そのプロ根性に涙があふれ出ました。
退場するときに観客席に向かい、笑顔で会釈し、手を振っていた姿は忘れられません。
それから2週間ちょっとで・・・・・・
松下先生が大切に育ててこられたモルトにはこれからも頑張っていただきたいです。
吹奏楽コンクールの会場では、見ず知らずの私が話しかけても笑顔で話してくれました。
ほんとに寂しいです。
最後の指揮曲 バレエ組曲「コッペリア」 忘れません。
モルトファンさま
コメントありがとうございます。返信が遅くなり申し訳ありません。モルトウインドアンサンブルの演奏を松下さんの告別式で聴く事ができました。私もいくつかバンドの指揮者を務めているので、
松下さんとも吹奏楽の話題で良くいろいろな話しをした思い出があります。本当に音楽を愛していた方でした・・・指導も献身的で、モルトの皆さんもたくさんの素晴らしい指導を受けたのでしょう。
とても純粋な響きが松下さんのキャラクターそのものでした・・・「コッペリア」は松下さんの好きな曲で、実際にバレエの演奏で数えきれないほど演奏していたと思います。今日、山響は山形市内で
金管五重奏でしたが、松下さんがいない悲しみをこらえながらの演奏でした。私たちはこれからも松下さんと共に創り上げてきた山響のブラスサウンドがさらに素晴らしいものになるよう、がんばっていきたいと
思います。